Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2003.03.30

祈りの訓練シリーズ


祈りの訓練G―からだの交わり

教会とは私たちです。私たちは復活のキリストのいのちを息吹き込まれた存在であり、うちにキリストを宿している存在です。互いにキリストのからだの肢体であり、器官であり、細胞であることを知る必要があります。からだには循環系と神経系によって、それぞれいのちを分配し、頭の指令を伝達するシステムがあります。この系を通して、私たちは互いにキリストのいのちを共有し、分かち合い、成長していきます。大切な点は、まずそれぞれがしっかりと頭なるキリストに結びつくことです。この頭に服すること、これが本質です。祈りもからだの交わりに与るときに変化していきます。自分中心であり、問題中心であった祈りから、からだにおける交わりによって、養われ、建て上げられていくための祈りになります。それは互いの痛み、悩み、問題、必要、喜び、経験などを共有するレベルから、ただキリストご自身を共有するレベルへと成長します。その時自分の抱えている問題を、自分ひとりが担うのではなく、からだ全体が担ってくれることを知ります。神はもっとも見栄えのしない部分に格別の配慮と顧みを下さるのです。<牧師対信徒>の関係はある意味で不正常です。キーワードは<互いの交わり>です。お互いにうちにいますキリストを見出し、その富をエンジョイし、互いに分かち合う時、教会は豊かな牧草地となります。キリストに注がれた油がたっぷりと垂れてきて、私たちは油まみれになるでしょう!


1. 教会とはキリストの復活のいのちを吹き込まれた存在

 @ エクレシア=召し出された者たち(1コリント1:2)
 A キリストのからだであり(エペソ1:23)、キリストの花嫁である(エペソ5:32)


2. 教会の交わりの本質はいのちの共有

 @ 現在の<教職vs信徒>は間違っている(マタイ23:8)
 A 四役(使徒・預言者・伝道者・牧者/教える者)はキリストご自身が立てる(エペソ4:11)
 B 特定の人物を頼るのではなく、キリストを頼ること
 C 互いに祈り合う時にも、その人の賜物とか、その人の助言とかを求めるのではなく、支
 え合って一緒に主の前に出ることが大切
 D いのちを流し合い、いのちを共有すること


3. 体の交わりに与ること

 @ 頭にしっかりと結びつく(コロサイ2:18,19)
 A 私たちの交わりは信徒の交わり(使徒2:42)
 B 自分は体の一部であることを知る(1コリント12:27)=自分は細胞または器官である
 C 体には血液系の流れ(=いのちの分配)と神経系の流れ(=意志の流れ)がある
 D キリストのいのちを分配しあうことと、キリストの主権を行使すること


4. 体の中で祈ることは、第一に問題解決を求めるのではなく、いのちを共有すること

 @ 互いの痛みを共有する(1コリント12:26)
 A 互いの喜びを共有する(同)
 B 互いの富を共有する(使徒2:45)
 C 互いの経験を共有する(使徒11:18)
 D 互いのビジョンを共有する(同)


5. 祈りの実行

 ・エペソ1:23 教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって
 たす方の満ちておられるところです。


 ・コロサイ2:19 かしらに堅く結びつくことをしません。このかしらがもとになり、からだ全体
 は関節と筋によって養われ、結び合わされて、神によって成長させられるのです。


 ・1コリント12:22 それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえって
 なくてはならないものなのです。また、私たちは、からだの中で比較的に尊くないとみなす
 器官を、ことさらに尊びます。こうして、私たちの見ばえのしない器官は、ことさらに良いか
 っこうになりますが、かっこうの良い器官にはその必要がありません。しかし神は、劣った
 ところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。



mbgy_a05.gif