Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.03.07


直覚を繊細にする(3)

神の声を聴く鍵は思いと直覚の相互作用にあります。肉の人あるいは魂の人は思い(感情も)が霊を抑圧し、直覚における霊的感受性(センス)を押し殺しています。これは思いの中に蓄えられている霊と観念と感情がもつれたエネルギーの塊から絶えず消極的なものがこみ上げてきて、思いの中に反映されるべき霊のセンスをかき消してしまうのです。このような状態では神の静かな声を聞くことはできません。よって魂はますます不安になり、外のものを求めたり、人に頼ったり、目に見えるものを追いかけるようになります。このような人は何をするにも外的環境を考慮することなく、自分の心の闇の中からこみ上げるものによって突き動かされているので、決して良い実を結ぶことはありません。この霊感情観念複合体が極めて強固に構築されたものが、聖書の語る要塞です。この要塞は敵が働きかける足場を提供します。この要塞を刺激されるとその人は自分を制することができなくなります。盲目的に突き動かされ、人間関係も不安定となり、混乱を生じる結果に終わります。するとますますフラストレーションを抱え込み、自らの殻に閉じ篭るようになります。要塞を粉砕するのは霊の武具です。御霊の霊の剣である神の言葉による手術が必要なのです。鍵は徹底的な御霊に対する明け渡しと服することです。要塞が一つひとつと粉砕されるごとに内的な自由の領域は拡大し、常に内側が潤い、休むことができるようになります。


1.心の構造

@ 霊と魂の相互作用として展開する内側の状態と有様の総称

 注:未信者の場合-良心(霊の名残)+魂
   信者の場合-霊と魂


A表層意識と深層心理の関係

B思いと直覚の相互作用
 肉の人・魂の人は思いが直覚を抑圧;霊の人は直覚が思いを用いる。



2.思いと感情の取り扱い(要塞を打ち破る)

@神の啓示→霊の直覚→魂の思い→内的言語→外的言語→語り出されたことば(レーマ)

A思いを取り扱う必要がある→要塞(stronghold)の存在(2コリント10:4-5)

B要塞の正体:感情と観念の複合体に霊が結合し、エネルギーが複合している→諸々の苦い感情・不安・恐れ・恐怖・消極的思い・絶望感・暗さ・被拒絶感などが自分の意志と関係なく湧き上がる

C敵はこの要塞を足場とする→肉的反応を掻き立てる

D要塞を破壊する→深層心理の取り扱いの必要

 ・理屈を打ち破る

 ・神の知識に逆らう高慢を打ち倒す

 ・あらゆる思惑をキリストに従わせる

 ・従順において完全となる

E 自分を知る必要性→自己追求と自己の取り繕いによる行動パタン(欠如を自分で埋めようとする試み)

F古い行動パタンからの脱却→脱プログラミング(=カルトのMCからの解放と同じ)

G新しい行動パタンの形成→再条件付け(認知行動療法的要素がある)

H認知の矯正→思いの作り変え

I御霊はイエスの認知・思い・感情・意思決定を反映する

J鍵は御霊にどれだけ委ねることができるか→明け渡しの必要性