Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.07.04


約束の子

アブラハムは神からの約束を得た後、サラとの間に子供ができないと、ハガルによってイシマエルをもうけました。ハガルは奴隷の女・シナイ山・エルサレム・律法を意味し、その子も自動的に奴隷の子です。イシマエルは正統なアブラハムの相続人とはなれませんでした。ついにアブラハムもサラも死んだと同様の時に至り、イサクが誕生します。この子こそは約束の子であり、自由の女の子、天のエルサレム、私たちの母の子供です。この子は肉によらない神の業による子であり、いわば復活の子を証しするのです。ハガルとサラは二つの契約を意味します-旧契約と新契約です。ハガルは自分が奴隷であって、よってその子孫も自動的に奴隷です。律法は奴隷を生むのです。しかし神の自由の約束はハガル(律法)以前に与えられており、この約束の子がイサクであり、私たちでもあります。私たちはキリストのいのちを吹き込まれた存在であり、キリストと共に兄弟とされました。同じいのちを共有するからです。約束の子は肉の力尽きた時、死と復活を通してもたらされます。この原則は私たちにも適用されます。すべて神の約束により、神の方法と時に従って成就します。否、すでにキリストにあってすべてが成就していますが、その経験に入るときに、私たちの古い人の痕跡(=肉)が邪魔するのです。神は私たちのうちにあるハガルを取り除いてくださいます。かくしてサラを通して神の良き物が私たちに与えられるのです。私たちは自由の女の子、キリストの兄弟、キリストと共なる共同相続人です!


1.アブラハムへの約束

@約束に対する信仰による(ローマ4:1-3)
Aその時:割礼を受ける前→割礼のある者たち、および割礼のない者たちの父なるため(ローマ4:11,12)
B約束と律法:律法は約束の後430年後に付加的に入った(ガラテヤ3:15)→約束の優位性(同3:17)
C約束の対象:子孫(単数形)を指す(同3:16)


2.まことのアブラハムの子孫
@信仰による子孫(ガラテヤ3:7;3:29)
A約束の子イサクの子孫(ローマ9:7;ガラテヤ4:28)
Bいのちを得て新しい創造とされた者たち(同6:15,16)
C選びの二面性:経綸的選び(地的イスラエル)、本質的選び(エクレシア)→いずれは統合される(ローマ11:25,26)


3.奴隷の女の子と自由の女の子
@イシマエル(「神は聞かれる」の意):アブラハムが奴隷の女ハガルに産ませた→肉のわざ(創世記16章;ガラテヤ4:23)
Aハガル(「移住」・「離脱」の意):シナイ山、今のエルサレム、奴隷の子を生む
Bサラ(「王女」の意):自由の女、私たちの母、上なるエルサレム、約束の子を産む
Cハガルとサラは二つの契約を示す→律法と恵み(約束):律法は約束の後で入ってきた
D私たちはイサク(「笑う」の意)=約束の子、肉の子によって迫害される、死んだと同様の者から生まれる(=「死と復活の原則」)


4.新契約に生きる
@イエスの血によって批准された(ルカ22:20)
Aイエスが仲保者(ヘブル9:15)
Bイエスの血が証しする(ヘブル12:24)
C古い契約は消えていく(ヘブル8:13)
Dアブラハムへの約束はキリストを指し示し、御霊から生まれキリストのいのちを得た自由の女の子・まことの約束の子イサクである私たちにおいて成就した!
E私たちはキリストと共なる共同相続人(ローマ8:17)
Fキリストは私たちの兄弟(ヘブル2:11)