Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2006.02.26

神のエコノミー(22)

−日ごとの奉げ物−

わたしたちは新約の祭司としてつねに日ごとに朝と夕の捧げ物をする必要があります。朝の捧げ物はいのちのため、雄羊+オリーブ+小麦+ぶどう酒、夕はそれらを焼いて宥めのささげ物とします。この二頭の雄羊の実体はキリストであって、いのちなるキリスト、宥めの供え物なるキリスト、すなわち私たちが頼るべきものはすべてキリストであることが分かります。神は私たちがキリストによって生き、キリストを捧げることを求めておられます。これが新約の祭司の務めです。このとき神は幕屋の入り口でイスラエルとお会いになり、言葉を語ってくださり、主が彼らの神となります。幕屋の実体は私たちの体であり、罪の体、死の体も主の栄光によって聖別され、主のものとして捧げられます。この体の中に主は住まいを設け、私たちの神となってくださるのです。これが神の約束です。私たちの日ごとの生活はただこのキリストにだけフォーカスし、キリストを経験し、キリストを味わい、そのとき私たちからキリストの香りが立ち上るのです。これが神への最高の捧げ物です。神の幕屋が人とともにあり、神と人が共に住まうこと、これが神の永遠のご計画です。そのために私たちはエジプト(世)から救い出され、聖とされ、神の栄光に与る者とされ、自由とされました。その自由を浪費するのではなく、むしろ積極的に僕として制限することを学ぶ必要があります。それは新約の祭司の務めを果たすために他なりません。



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)


2.幕屋建造の順序(出エジプト25-30章;1コリント2:9)

@契約の箱→パンの机→燭台→幕屋の幕→壁板・横木→至聖所の垂れ幕→入り口の幕→祭壇→庭→常夜燈→祭司服→聖別→祭壇→いのちの代償→手足の清め→聖別の油→香料

M祭司の任職(出エジプト29:38-)

( iv ) 日ごとの捧げ物(実体はキリスト;へブル10:1)

・2頭の1歳の雄羊:1頭は朝、オリーブ油(1/4ヒン)+小麦粉(1/10エファ)+ぶどう酒(1/4ヒン);1頭は夕、御羊+穀物の捧げ物+ぶどう酒の捧げ物を燃やして宥めの香りとする→臨在の幕屋の入り口で捧げる日ごとの焼き尽くす捧げ物

・その効果:
 >あなたたちと会い、あなたに語りかける(1コリント3:16;6:19;ヨハネ16:13)
  >イエスラエルの人々に会い、主の栄光で聖別される(マタイ1:23;ヨハネ17:17,22)
 >臨在の幕屋と祭壇を聖別し、アロンとその子らを聖別する(ヨハネ13:10;エペソ2:19;へブル13:12;1ペテロ2:9)
 >イエスラエルの只中に宿り、彼らの神となる(ヨハネ14:23)
 >主は彼らの間に住まうためにエジプトからイスラエルを解放した(ガラテヤ5:13;1ペテロ2:16)→究極の完成は新エルサレム(黙示録21:3,4)


・私たちの実行:自分を捧げる(ローマ12:1)、賛美のいけにえ(ヘブル13:15)


■暗証聖句:出エジプト29:38−45;ヨハネ16:13;ガラテヤ5:13;1ペテロ2:16

毎日絶やすことなく一歳の雄羊二匹を、朝に一匹、夕暮れに他の一匹をささげる。これは代々にわたって、臨在の幕屋の入り口で主の御前にささぐべき日ごとの焼き尽くす献げ物である。わたしはその場所で、あなたたちと会い、あなたに語りかける。そこは、わたしの栄光によって聖別される。わたしは臨在の幕屋と祭壇を聖別し、またアロンとその子らをわたしに仕える祭司として聖別する。

兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。・・・自由な人として生活しなさい。しかし、その自由を、悪事を覆い隠す手だてとせず、神の僕として行動しなさい。

自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。

だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう