Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2006.05.21

時代の霊とは何か

現代の特徴は自己を高くすること、すなわち肉の満足を追求することです。世はもちろんですが、キリスト教界の中でさえも、メガチャーチなどの繁栄の神学やリバイバルの成功や、自分のミニストリーの拡大などを求めている始末です。世ではダ・ヴィンチ・コードやユダの福音書など、イエスのアイデンティティを否定し、マグダラのマリヤやユダを高く上げる傾向が見られます。人の思いはサタンの息吹きを受けるならば、何でも考え出します。サタンのうちには真理はないからであり、偽りが彼の本質だからです。一方でスピリチュアルカウンセラーや占い師が繁盛しています。霊的世界への関心はきわめて高いのですが、聖書のそれは脇へ追いやろうとする時代の霊(アイオーン)の働きがあります。かくして未信者の思いはくらまされ、神の栄光の福音を見えなくされておりますが、いわゆるクリスチャンたちも自己の追求で思いがくらまされています。諸々も働きや人間的教えや実行などが満ちた「キリスト教」という宗教が出来上がるのです。この宗教はキリストの名を冠してはいますが、人々をキリストご自身からは引き離します。このような動きの背後にはサタンとその配下の霊たちの巧妙な悪巧みがあるのです。彼らの目的はただひとつ。人となった神を否定し、人々をキリスト御自身から離すこと。私たちは思いをガードすることにより、時代の霊の欺きに騙されないようにする必要があります。唯一の真理はキリスト御自身でであり、聖書のみ言葉です。


<<週報&メッセージアウトライン>>
pdfファイル)


1. 敵を認識する−時代の霊(アイオーン)とは何か

・  偽りの時代:ユダの福音書・ダ・ヴィンチ・コード、一方でメガチャーチの幻惑やキリスト教界での成功や繁栄、さらに「リバイバル音頭」などの追及
・  あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしています(ヨハネ8:44)。
・  あなたがたは、かつてはこの世界のアイオーンに従って、天空という権勢領域の支配者に従って、〔すなわち〕不従順の子らの内に今〔でも〕働いている霊に〔従って〕歩んでいた(エペソ2:1-2)。
・  私たちも、未成年者であった時には、宇宙の諸力のもとで奴隷状態にさせられてしまっていた・・・どうして再びあの弱々しくて貧しい諸力へと立ち帰ろうとし、再び新たに奴隷としてそれらに仕えることを欲するのか(ガラテヤ4:3,9)
・  誰かがあなたがたを、キリストのためではなく人間の言い伝えのため、世界の諸元素のため、哲学や空虚な瞞着によって呪縛することがないよう注意しなさい(コロサイ2:8)。
・  あなたがたはキリスト共に死に、世界の諸元素から〔解き放たれた〕のなら、なぜ〔まだ〕世界に生きているかのように、戒律を課せられたままで〔黙って〕いるのか・・・これらは・・・〔神ではなく〕人間の誡めや教えに基づいたものである(コロサイ2:20-23)。
・  私たちは神から出た者であるが、世はくまなく悪しき者のもとに置かれていることが私たちに分かっている。(1ヨハネ5:19)。



2.  思い(mind)をガードする

・ イエス・キリストが肉となって来られたということを公に言い表す霊は、すべて神から出たものです。このことによって、あなたがたは神の霊が分かります(1ヨハネ4:2)。
・ この世の神が、信じようとはしないこの人々の心の目をくらまし、神の似姿であるキリストの栄光に関する福音の光が見えないようにしたのです(2コリント4:4)。
・ 悪魔はすでにシモンの子イスカリオテ・ユダの心に、イエスを売ろうとする思いを入れていた(ヨハネ13:2)。
・ 肉の思いは死であり、霊の思いは命と平和であります。なぜなら、肉の思いに従う者は、神に敵対しており、神の律法に従っていないからです。従いえないのです(ローマ8:6,7)。
・ ただ、エバが蛇の悪だくみで欺かれたように、あなたがたの思いが汚されて、キリストに対する真心と純潔とからそれてしまうのではないかと心配しています(2コリント11:3)。
・ 何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう(ピリピ4:6-7)。
・ 神の知恵に逆らって立てられたあらゆる障害物を打ちこわし、すべての思いをとりこにしてキリストに服従させ(2コリント10:5)
・ 「だれが主の思いを知って、彼を教えることができようか」。しかし、わたしたちはキリストの思いを持っている(1コリント2:16)。
・ 私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい(2テモテ2:8)。