Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2006.05.28

真理の霊と時代の霊

イエスが肉体を持って復活して、昇天された後、真理の霊が注がれました。この霊は弁護者と呼ばれており、私たちのうちにいまして、あらゆる真理へと導いて下さる霊です。この方が来られるとき、イエスご自身と御父も私たちのうちいてくださると約束されました。この霊は罪と義と裁きについて証されます。罪とはイエスを信じないこと、義とはイエスがすべてを成し遂げて父の元に行かれること、裁きとは世の君が裁かれること。そしてこれらのことはすでにすべてなされました。「完了した!」のです。この完成されたイエスの御業を御霊は私たちのうちに届けてくださり、経験化させて下さいます。条件は私たちの信仰です。そのためには自己ではなくキリストを選ぶ必要があります。時代の霊は自己高揚の霊であり、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢を煽ります。キリストはすでにこの三つのチャネルからのサタンの誘惑に勝利されました。彼は自己を主張することがなかったからです。彼は御父を証され、御父に栄光を帰され、御父の言葉を語り、御父の御業をされました。御霊はそのイエスからのものを受けて、イエスの言葉を思い起こさせ、イエスを証しされ、イエスに栄光を帰するのです。これで時代の霊と真理の霊の違いは明らかです。あらゆる教えの風に吹き回されることなく、内なる御霊の証しと外なる御言葉に留まりましょう。


<<週報&メッセージアウトライン>>
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1.聖霊の働き(ヨハネ14、16章)

@ イエスは父にお願いし、父は聖霊を私たちの内側に遣わし、永遠に共にいるようにしてくださる(16節)
A この霊は真理の霊であり、私たちのうちにおられる(17節)
B イエスは弟子たちをみなしごにはされない。弟子たちに戻ってくる(18節)
C 世はイエスを見なくなるが、弟子たちをイエスを見、イエスが生きるので、弟子たちも生きる(19節)
Dかの日にはイエスは父のうちおられ、弟子たちがイエスのうちにおり、イエスも弟子たちのうちにいる(20節)
E聖霊は私たちにすべてを教え、イエスが話した言葉をことごとく思い起こさせてくださる(27節)
Fイエスが行けば弁護者が来られる。イエスは弁護者を送られる(16:7)
G罪と義と裁きについて明らかにされる(8節)
  ・罪とはキリストを信じないこと
  ・義とはキリストが父の元に行くこと
  ・裁きとはこの世の君が裁かれること
H真理の霊は弟子たちを導いてあらゆる真理をさとらせる。その方は自分から語るのではなく、聞いたままを語り、これから起こることを語る(13節)
I真理の霊はイエスを栄光化する。イエスのものを受けて、弟子たちに与える(14節)
Jイエスのものは父からのもの(15節)



2.時代の霊(アイオーン)と真理の霊

@時代の霊はイエスを貶めるが、真理の霊はイエスを栄光化する。例:ダ・ヴィンチ・コード、ユダの福音書
A時代の霊は自己を高揚するが、真理の霊はイエスを高くする(ルカ9:22,23)。
B時代の霊は肉の欲・目の欲・暮らし向きの自慢を煽るが、真理の霊は自己を否む(1ヨハネ2:16)。
C時代の霊は御子の証を否定するが、真理の霊は御子を証する(ヨハネ15:26,27;1ヨハネ5:8,10)。
D時代の霊は滅びへと招くが、真理の霊は御子の内にある永遠のいのちへと招く(同5:11)