Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2008.01.27

時を見る目A


シヌアルの地でニムロデによって始まったバビロンは人間の文化の中心として、商業や法律や学問を発達させつつ、第一王朝、第二王朝と覇権を誇りました。文化とは人間が環境をどうモデル化し、それに基づいてどう相互関係を得るかの様式ですが、神から離れた人類は自らの生存と享楽のために文化を作り出したのです。一方のイスラエルはソロモンの亡き後、北と南に分裂し、特に北王国はヤロブアムの罪、すなわち偶像礼拝を繰り返します。かくして主から離れた彼らはアッシシアによってBC721に滅ぼされ、捕囚とされます。この時サマリヤには異教の民が連れてこられ、そこではそれぞれの民族の神が祭られました。さらに南王国もアッシリアに続くバビロンによってBC586に滅ぼされます。原因はやはり主に対する不従順でした。かくして祭壇の用具はなどはみなシヌアルの地に持ち去れます。このことから私たちが世の勢力や世の富に頼る時、それは偶像礼拝であることを知ります。私たちは世にいますが、世の者ではなく、世とは塩として関わりを持つのです。世の富や生活の思い煩いによっていのちを窒息されてはなりません。何かある時にはバビロンの富や宗教に頼るのではなく、生ける主に転帰するのです。むしろ私たちの危機は主の働かれる機会であり、私たちの不真実は主の真実の証しのチャンスであり、これによって主に栄光が帰されるのです!


<<週報メッセージアウトライン>>
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=バビロンとの関わり=



@アッシリアによる滅亡(BC.721):サマリアの状態(2列王記17:23-33)→それぞれの民族の神が祭られる(シンクレティズム);今日ではヒューマニズムとニューエイジ思想が蔓延している

Aバビロニアの興亡:シヌアルの地(ニムロデ)BC6000年ごろ→初期王朝(BC2900-2334)→アッカド帝国(サルゴン1世、BC2334-2154)→ウル第3王朝(BC2120-2004)→バビロニア統一(ハンムラビ)→アッシリア王支配(BC850)→新バビロニア(ナボポラッサル、BC625-539)→ネブカデネザル2世(BC605)→ペルシャによる支配(クロス、BC539)

Bヒゼキア王の思惑とバビロンへの対応(2列王20:12-19、イザヤ39:1-8):アッシリアへの対抗としてバビロンと手を結ぶ思惑→滅びへと招く

Cネブカデネザル、エホヤキムを攻める(2列王24:1-5;2歴代誌36:5-8)

Dネブカデネザル、エルサレムを占領(2列王24:10-17;25:1-21;エレミヤ39:1-10)

Eバビロンによる制圧(マタイ13章):いのちが世の生活の患いや困難によって窒息する様

F主の真実と私たちの不真実(ローマ3:3-7;2テサロニケ3:3)

G地の塩の役目(マルコ9:50;コロサイ4:6)と運命(マタイ5:13):世との関わりの原則=世の者ではないが、世にいる者として生きる(2コリント4:6-11)