Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2008.06.29


時を見る目Q

現代の特徴は経済と宗教が統一されつつあることです。例えば、イスラム金融がこのところ脚光を浴びています。オイルがバレル140jを突破し、日本でもいずれリッター200円時代を迎えることでしょう。文字通りのバベルの塔が中東には建っています。主イエスご自身が神とマモンを並べられたのです。マモンとはカルデア語で「富んだ者たち」の意味ですが、それは神によらず、自分にあって、自分の方法で、自分のために豊かになることです。現代のカネは不換紙幣ですから、実は何らの価値もありません。あるように見せかけているのであって、それは大衆がその「価値」を信じるから、流通するのです。これは「信用創造」と言うカラクリです。例えば、誰も北朝鮮のカネは欲しくありません。ドルも徐々に価値を失いつつあります。かくして膨大なカネ(1京5千兆円)が行く先を探して全世界をのたうち回っているのです。今後ますますカネの力が強くなり、クリスチャンであっても、そのカラクリと管理の手法を知らない者たちは容易に欺かれ、マモンの支配下に落ちることでしょう。そして究極的には獣の徴がないとモノの売り買いもできなくされます。まさにその時に誰に頼るのか、誰にあって、誰のために生きるのか。それがきわめて具体的に問われる時代が近くに来ています。バビロン化の流れはもう止められません。私たちはそのバビロンの地でカネに対する適切な知識と手法によってカネに支配されるのではなく、カネを管理するのです。そのためには私たちの心の在り処がすべての鍵です。私たちの心が何を求め、何に頼り、何を得んとしているのか、心を御霊によって探っていただき、主イエスへと向けていただきましょう。


<<週報メッセージアウトライン>>
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=金(マネー)との関係=


(1)神とマモン(マタイ6:24):マモン(mammon)とはカルデヤ語で「富者たち」の意味=神以外で、神によらず富む者たち(cf.マタイ5:3)→どちらを選択するか

(2)現代の経済と宗教:一体になりつつある(『資本主義2.0-宗教と経済が融合する時代』)→黙示録バビロンの成就(主強的側面17:1-18;経済的側面18:1-24)

(3)金を管理すること(マタイ25:21)→経済法則と管理の方法の知識が必要(例 複式簿記)

(4)金の性質:
 ・ 元はカイザルのもの(マタイ22:19)
 ・ 用いなければ増えない(マタイ25:25)→安心なところに流れる
 ・ 持っている者はますます富む(マタイ13:12)
 ・ 人を支配する(マタイ6:21;マルコ14:11)→魂や御言葉すら商売対象になる
 ・ 人を裏切る(ルカ16:9)
 ・ そもそも不換紙幣は幻想!(cf.マタイ6:19)

(5)金との関係
 ・ 金は手段(ルカ14:28;マタイ13:44)→天の御国を得る
 ・ 税は払う(マタイ17:25-7;ローマ13:7)
 ・ 友を作っておく(ルカ16:9)
 ・ 捧げると収穫する(2コリント9:6)

(6)本質は信仰の問題→何を信じ、何に頼り、何のために生きるか?(cf.黙示録13:17⇔3:10;;ピリピ4:19)