Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2009.04.05


時代のしるし(2)

人類の歴史は神から離れて自らサバイバルをせざるを得なくなった人間の実存的状況に他なりません。そこに諸霊が関わり、諸霊のインスピレーションによりいわゆる思想が形成され、その思想が社会を動かしてきたのです。それは時々に吹きまわる時代の風であり、流行です。それをエペソ書ではアイオーンと言っています。80年代から吹いていた新自由主義のアイオーンはここへきて、経済社会主義のアイオーンに変わっています。人類は自分の生存を担保するために、時々のアイオーンに身を任せて生きるのです。これまでマネーが神の地位を占めていましたが、今後は国家がそれに代わりそうです。しかし教会(エクレシア)はそのような風とは一切関係なく、ただ神を神として生きるのです。これは永久不変の真理であり、原則です。先週のSalt氏のメッセージにもありましたが、この体を具体的に神の前に捧げることが求められています。もちろんそれは自由意志によるのですが、今日の倒錯した時代においては、神を手段とするきわめて深刻な罪にクリスチャンと証する人々が落ちています。私たちのための福音から、神のための福音へと転記すること。具体的には兄弟姉妹と物理的に関わり、具体的に捧げること、自分の時間や資源を主のために贖い取り、捧げること。そして究極的には主の葛藤や苦しみを共有すること。ここに私たちのこれからの歩みの鍵があるのです。時代は変わります、しかし神の法則と神の原則は不変です。アイオーンに自分を委ねるのか、神の言葉に委ねるのか。各自、主の前で自問自答してみてください。


<<週報メッセージアウトライン>>
pdfファイル)



@終わりの時代に生きる:ノアの生き方(創世記5:29;6章;マタイ24:36-38;ピリピ2:21)
A世と諸霊:(ガラテヤ4:3;4:9)→ルーツはアイオーン(エペソ2:2)
Bクリスチャンと諸霊:(エペソ4:14;コロサイ2:20)
Cクリスチャンと世:互いに十字架につけられている(ガラテヤ6:14);世にいるが、世のものではない(ヨハネ17:15,16;マタイ10:16)
D主の真理は不変:御言葉は永遠(イザヤ40:8);主の真実も永遠(詩篇89:28);嗣業も永遠(ヘブル9:15);あがないは永遠(ヘブル9:12);主の大祭司職も永遠(ヘブル6:20)
E私たちの生き方:体を捧げること(ローマ6:6-12;12:1-5)


●暗証聖句●

ヘブル11:7 信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神のお告げを受けたとき、恐れかしこみながら、自分の家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世界を罪に定め、また信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました。

マタイ24:37 人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。

ローマ12:1-8 こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。

あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心(原:思い)を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。