いのちを流し出す

仮庵の祭りは、七日間仮庵に住み、エジプトを出てから40年間の荒野の生活を後世に伝え、今ある生活を主に感謝するために設けられました（レビ23:42-43）。また、この祭りにはその時期の収穫を感謝し、来年の豊作祈願する農業の祭の一面もあるそうです。実際、人々はシロアムの池から水を汲み、賛美と踊りをしながらその水を神殿に運び、捧げたそうです。その祭りの最後の日の最もにぎやかな日に、イエスキリストは｢だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい｣、｢人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」と大声で叫ばれました（ヨハネ7：37-39）。仮庵の祭りは大いなる収穫を感謝する祭りであり、キリストが再臨され、統治された時、世界中の人々がこの祭りを祝うためにエルサレムに登ってくると預言されています（ゼカリヤ14:16）。すなわち、仮庵の祭りはイエスキリストの世界の完成を預言する祭りであり、その祭りの最後の大いなる日に主イエスキリストが叫ばれたことは、人々に対する主の御心なのです。すなわち、主は神殿である私たちから、聖霊を通したいのちの水が多いに流れ出ることを求めておられます。