イエスによる祝福の実際-宗教の霊から解かれよ!
心の貧しい人とは、人に誇るべき何ものも持っていない人であろう。金もない、地位もない、体も弱い、知識もない、おのれにたのむ何もないがゆえに、ひたすら謙遜に、神の前に頭を垂れている人たちである。イエスのまなざしは、いつもこうした弱い人々に向けられていた。イエスの愛は、いつもこうした謙遜な人間たちに注がれていた。(三浦綾子・新約聖書入門より)
私はこの手の「信仰」は好まないと繰り返しメッセでも語っている。果たしてイエスはこのような陰気臭い雰囲気に囲まれていたのだろうか?アブソリュートリー・ノー。第一に「心が貧しい」は誤訳。"Poor in spirit"、つまり「霊が貧しい」である。この誤訳は致命的だ。そこから三浦綾子的自己憐憫ワールドが育つ。それにこのような人々がしばしば頑な心を有していることは、ちょっと福祉や身障者の現場を知っている人であれば自明のこと。それが裏返ると、オトタケ君のような倒錯も起きてくるのだ。
イエスの周囲にはつねに喜びの感情、明るい雰囲気、活気と健全さが包んでいたのだ。要するに晴れやかだった!フェイスのある者は癒され、物質的にも豊かであった。第一に、何度も書いているが、イエスが誕生の際、東方の賢者たち(3人ではないから注意!キリスト教の刷り込みに欺かれないこと)によって捧げられたゴールド、没薬、乳香の価値を考えてみよ!
第二の例。イエスの最初のしるしはカナの結婚においてなされた。そこにあったのは6つのかめ。一つ当たり2-3メトレテス入る。で、1メトレテス=39リットルだ。つまりひとつのカメが80-100リットルだ。イエスが水をワインに変えたが、それは高級ワイン。考えてみよ。皆さんはどのクラスのワインを飲まれるだろうか?1本3,000円?10,000円?
ちなみにロマネコンティは124万円!一番安いのでコルトンの9万円だ。さあ、算数のお時間。100リットルのカメが6つ。その中に満杯の高級ワインが入ってます。全体でいくらになりますか?これだけのワインをその婚礼の出席者がみな飲んじゃった・・・てなことはあり得ない。つまりこのワインは新婚夫婦に対するイエスのギフトだったのだ!その価値は!?
第三に、旧約でもエリシャは夫の残した借金のかたに子供を取られそうな寡婦に何をしたであろうか?残っているのは壺の底のわずかな油。近所からありたっけの空の壺を借りてきて、それに油を注ぐと出るわ出るわ。結局、空の壺がなくなった時点で止まったが、もしまだ壺があれば!?かくしてようやく借金を返せた・・・のではなく、借金を返してまだ余っていた。その余りで余生をくらせるだろうとエリシャは宣言したのだ!これが神の豊かさ!五つのパンと二匹の魚はあえて触れるまでもないだろう・・・。
宗教の霊から解かれよ!神は豊かなお方。われわれはその神から生まれた神の子供たち。自分を空にすればするほど、神は油や高級ワインで満たしてくださるのだ!変な神学を詰め込むな!まことに霊の貧しい、つまり霊の空っぽな者は幸いである!
愛する者よ、あなたの魂が栄えているように、あなたがすべての面で栄え、健康であるようにと祈っています。-3John 1:2
しかも、念押し。イエスは昨日も今日も永遠に変わらないお方!あとはあなたのフェイスに任されるわけ