山を動かすフェイス
- 2016/07/08 19:47
- Posted by Dr.Luke Karasawa (唐沢治)
- Category:社会, 信仰
- Tag:バブル, フェイス
ジーザスは言われた―「だれでもこの山に向かって動いて海に沈めと言い、そのとおりになると信じているならば、そうなるであろう。」
かつて、バブルの時代、節税を兼ねて、かつ色気を出して、サンディエゴに投資用オフィスビル(区分所有)を購入した。ところが間もなくバブル崩壊。「チャプター11」でその物件は強制売却。家賃は入らなくなり、残ったのは借金だけ。自己破産したり、自殺する者も出た。
私はというと―こういう聖書の使い方が良い悪いはおいておくが、「ジーザス、ヘルプ!」とパッと開くと、イザヤ41章。恐れるな、虫けらのヤコブよ、わた しがあなたの手を取りあなたを支える・・・と。おお、レーマを受けた私の霊は一挙に晴れ渡り、「すべてOK!終わった!」と分かった。が、その後も月々 10数万円を虚しく払うこと1年あまり・・・。当時、マンションのローンも30万近く払っていたのだ(なにしろ金利が7.5%とか・・・)
で、数名のつてができて対応を協議し、弁護士とも相談して原告団を結成した。言い出しっぺがこれまたクリスチャンだった。理事会に入ってくれと言われた が、そこまで深入りはしたくないので、手紙を一筆。「私の信じているジーザスがすでに勝利したと言われたので、この裁判は勝利します」と。みなさんは、は あ、唐沢さんはオツムがおかしい、と・・・。
かくして裁判が始まり、最終的に原告団も千人を超えた。訴えた相手は日本の有数の銀行や商社たち。中にはあの「バブルへGO!」で絶対潰れない、と劇団ひ とりが豪語した長銀も(無残に潰れたが)。残債の総額は40億弱。東京地裁に毎月通い、プラカードをブル下げてデモなどもかけた。極私的にはフェイスの世 界ではすでに勝利していたので、実に楽しかった。シュピレヒコール!とか・・・。公安に見張られたりはしたが・・・。
で、8年ほどかかったが、結果を申し上げると、借金はすべてきれいに消えた。その上、和解金を7億5千万ゲット。いくつもの大企業を相手に(バブル期、彼 らは裏でかなりアクドイことをしていたのだ!)、日本で初めての「レンダー・ライアビリティ(貸し手責任)」を問うた歴史的裁判で勝利的和解。ただし、和 解の条件に原告団としては公表しないことになっていたので、マスコミもあまり騒がなかった・・・。
かくして40億の借金の山は動いて見事に消え去った。その上、7億五千万の果実もゲット。神が語るならばこのようなことは簡単に起きる。パウロが難破船に 乗ったとき、この船は絶対助かると同船者たちを励ましたが、私もこの原告たちのお役に立てかもだ。ちなみに他の原告団は残債の何割かを払って手を打ってい る。しかも、オモシロいのは私たちの弁護士たちは共産党系のロー・ファームのメンバー。いや、彼らの正義感はスゴイ。共産主義も一種の信仰であることが分 かった次第。
山を動かすフェイス―信じる者には不可能はないのだ。こちらに裁判のレポートをUPしておきます。興味のある方はどうぞ。当時の原告団の英語サイトに私が書いたものを記念にpdf化したもの。いや、懐かしい・・・。