さて、ハンフリーの家を朝8時ごろ出発する。ナヴィにはすでにリッチモンドのグリントン・ロッジの位置を入力してある。ここはキャンプに参加されたH内さんのお勧めである。まずはA146を北上してノーウィッチに向かう。ナヴィのおかげでまったく迷わずに街に入り、駅の駐車場に車を止め、とりあえずトイレ休憩とし、その後ガイドブックによってカセドラルがすばらしいとのことで見に行くが、残念ながら大した物ではなかった。 かくしてノーウリッチは早々に引き上げ、後はナヴィの誘導に従って一路リッチモンドに向かう。正確にはリッチモンドから少し山の中に入ったところである。住所をインプットするとナヴィは最短時間のルートを計算するわけであるが、マップがまったく出ないので、こちらはどの道を走るのかまったく分からない。しかしこれがまた逆に面白くて、英語の女性の声に従順に従いつつ、隣の女房にマップの上をトレースしてもらうのである。ナヴィには画面に現地点のアドレスが出るので、マップが読めない彼女もだいじょうである。こうしてコンピュータが予定しているルートをマップから推測しながら車を走らせるわけである。ナヴィは仮にこちらがルートを間違っても瞬時に計算し直してあらたなルートを提示する。 車はA47からA17に入り、A1に誘導された。こうしてドンカスター、リードと大都市を通過して、途中サーヴィスでサンドウィッチを食べ、午後3時ごろにはダーリントンの少し手前のリッチモンドに着いた。ところがA1を降りるジャンクション(ラウンドアバウト)を間違えてしまい、ナヴィの再計算によって一面の麦畑のすれ違いのできないような舗装もない農道に誘導されてしまった。もしナヴィがなければとてもではないが走る勇気の出ないような田舎道であり、これをグルグル回されて、ようやく午後5時ごろにYH(ユースホステル)であるグリントン・ロッジに到着する。 街並みも中世の石造りであり、このロッジも昔は金持ちが狩猟の際の宿泊施設として使った石造りの重厚な建物である。そして何ともはやその景観の素晴らしさには感嘆した。アルプスの少女ハイジに出るようななだらかな緑(ヒース)の丘が両脇に連なり、その間の谷に道路が走り、街並みができているわけである。思わずウ〜ンと呻く。 ロッジにチェックインすると設備はサフロン・ワーデンよりははるかにキレイで、しかもファミリールームが取れたので、ほっと一段落。夕食までは時間があるので車で山の上を見に行くことにする。何と道路には山羊と羊が悠々と歩いており、あちこちに彼らのアレが落ちている。時に道に飛び出して来るものもいる。 しかしすばらしい景観である。空気は澄んでおり、気温も少し肌寒いくらいであり、ビデオとカメラで夕日から日の入りまでじっくりと記録する。日本では北海道でもこんな景観はない。ただ羊のアレを踏まないようにすることで神経を使った(汗)。 み神を想う Stuart K. Hine (c) 1953 Thankyou Music 訳詞 Dr.ルーク・カラサワ おお わが神 その御手のわざ 天地に満ちあふれる 星々 いかづちの音 なが力を証しす ※わが魂(たま) いざたたえよ くすしき創造 わが魂(たま) いざたたえよ 大いなる御神を 森の香 木漏れ日 浴びて 鳥のさえずる いとし 高きに 立ちて ながむる 豊かな緑の地を ※ 御子をば惜しまず われに 与えし御父 想う わが罪 御子に負わせて その血で 赦したもう ※ キリスト 再び来たり われを天(あめ)に連れ行く ただ 主を拝しまつりて その日を共に待たん ※ |