「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」(ヨブ1・21)
私たちがこの世の旅路で手に入れたものは神さまからの贈物である。サタンは私たちを神さまから引き離そうとして、「それは君の手柄だ。君の実力だ」と耳元でささやく。社会人生活の歩みにはチャンスとピンチが巡り来る。そしていかんともし難い問題に直面すると、神に助けを自然に求めのだ。しかし何とか困難を乗り越えると、神に感謝することを忘れて自分の力で立ち上がったとうぬぼれる。
一週間のうちで、月曜から土曜日までがウィークデーなので、日曜日は強い(ストロング)日だというジョークがある。確かに私たちは日曜日には教会に行って、皆で聖書を開いて祈るので強くなれる。では週日は弱い日々(ウィークデー)であって良いのかといえば、もちろん答えは否。私たちビジネスマンクリスチャンに求められていることは、職場の中でどのような厳しい状況に置かれても、イエスさまと共に歩むことによって自分の乏しさを補い、キリストの香りを漂わせることにある。
「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」(イザヤ30・15)
は、私がウィークデーの職場でイエスさまの助けを求めつつ仕事を進める時の励ましのことばである。