宝　　物 ｂｙ 一生

彼は元ヤクザの組長で、２人を殺したこともあり、長い間服役していました。

服役中に愛する女性に裏切られた彼は、出所したら彼女を殺そうとしていました。

しかしカナン教会に導かれた彼は、実弾入りのトカレフ２丁を自ら警察に提出したのです。

その女性に対する想いを切々と歌っています。

目に涙を一杯に溜めた彼の「こんな自分でも、もう一度やり直せますか！」

という心の叫びが耳に残っています。

（一） 恋もみれんも思い出も 捨てる覚悟で来たものを なぜかしとしと地をたたく 雨の音にも泣けそうな そんな淋しい日暮れです （二） 夜のネオンも街の燈も すべてあの日のままでした 二人で過ごした幸福の 日々を想えばなおさらに 涙あふれてきそうです ここは横浜黄金（こがね）町 （三） 愛も情（なさけ）も憎しみも 背中合わせと言うけれど せめて二人は恨まずに 別れてY子をこれからも 辛さこらえて守ります ここは横浜寿町