Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2001.12.23


霊的リアリティの内に生きる

真のクリスマス

ユダヤ教は来るべきものの影であり、実体はキリストにあります。様々な祭日や犠牲、幕屋や神殿はキリストの模型であり、キリストを解説また説明するものです。主の歩みもこの祭日に重なっていました。彼の誕生日は異教の冬至の太陽神を祭った12月25日ではなく(キリストは義の太陽のこじつけによる)、10月の仮庵の祭り頃であると推定されます。彼は一人の人ととして、マリアの胎に宿り、人々の間に幕屋を張りました。その死と復活を通して贖いの業を完成し、今やいのちを与える霊として、私たちの霊に宿り、私たちの内に住まわれます。私たちはキリストを宿している存在、神の宮また神殿なのです。マリアの胎に人間イエスが形作られたように、御霊の働きにより私たちの内には霊なるキリストの形が作られていきます。御子イエスとの同形化こそが私たちの大いなる希望です。このキリストのいのちを吹き込まれた存在が教会(エクレシア)であり、キリストが私たちの内に安息し、あらゆる領域を獲得され、私たちを通してご自身を表現されるのです。キリストは神の本質また形であり、見えない神を表現されました。教会はキリストの花嫁また御体として、キリストの形を帯びつつあり、究極的にキリストを表現する存在です。神の永遠の目的はこのような神と人の関わりを得ることであり、ご自身の表現を得ることなのです。この究極の完成が新エルサレムです。私たちは、神と人が共に住む、神の幕屋が人と共にあるという栄光の希望へと召されているのです。


1. ユダヤ教の意義

神の贖いの絵図、実体はキリストにある(コロサイ2:16,17)

・祭り、犠牲の供え物、幕屋や神殿などはキリストの本質と属性を説明する


・すべてキリストにあって実際(リアリティ)となり、教会にはその実際が満ちている
(ヨハネ1:14,17、エペソ1:23、コロサイ2:9)


2. イエスの誕生日

・ルカ1:5→ザカリヤは第8組(アビヤの組)にいた。各組は1週間奉仕する。よってニサンの月(3月中旬開始)から数えて8週目(2ヶ月)だから5月中旬から6月頃。エリサベツはヨハネをこの頃身篭った。

・ルカ1:36→エリサベツの妊娠6ヶ月にマリアも受胎する。これは12月頃。ハヌーカ(光)の祭りに重なる。イエスは光として世に来た(ヨハネ1:9)。

・結論:以上よりマリアの出産予定日は10月頃である。仮庵の祭りと重なる。イエスはロゴスが幕屋(仮庵)を張った存在(ヨハネ1:14)。


3. 教会(エクレシア)

・ ロゴスが人々の間で幕屋を張り(=イエス)、そのイエスは最後のアダムとして私たち(教会)の中に住まわれる(1コリント3:16,17、エペソ2:21)

・ 私たちは復活のイエスを宿した存在→キリストが成長し、形作られる(ローマ8:29、1コリント15:49、2コリント3:18、ガラテヤ4:19)

・ キリスト=神のかたちと表現、教会=キリストのかたちと表現


ユダヤ暦

(陰暦:1日が新月、15日が満月)

ユダヤ月
名 称
太陽暦
祭   日
 第 7月 ティシュリ
9−10月
 1日 新年(ロシュ・ハシャナ)
10日 贖罪日(ヨム・キプール)
15日 仮庵祭(スコット)
イエス誕生
23日 律法祭(シムハット・トーラー)
 第8月 ヘシバン
10−11月
 
 第9月 キスレヴ
11―12月
25日 光の祭(ハヌーカ)マリア受胎
第10月 テベット
12−1月
 
第11月 シュバット
1―2月
15日 樹木の新年(ツビ・シュバット)
第12月 アダル
2−3月
14日 仮装祭(プリム)
 第1月 ニサン
3−4月
15日 過越祭(ペサハ)十字架
 第2月 イヤル
4−5月
18日 オメルの33日祭(ラグバオメル)
 第3月 シバン
5−6月
 6日 五旬祭(シャブオット)聖霊降臨
 第4月 タムーズ
6−7月
17日 断食日(シブア)
 第5月 ア ブ
7−8月
 9日 断食日(ティシャベアブ)
 第6月 エルル
8−9月
 

注1:月の数え方は出エジプト記12章による。通常は新年はティシュリであり、創造の日とされている。(要するに新年はふたつある。)

注2:ユダヤ暦の元年は創造の時であり、紀元前3760年とする。2001年9月17日の夜からユダヤ暦5762年新年です。(1日は夕方から始まる。)

注3:太陽暦と約11日ずれるので、19年に7回閏月(第2アダル)を入れる。