Kingdom Fellowship Church
Message Outlines
2002.06.23
真理の実践シリーズ
私たちは死んでいた霊が再生されましたが、肥大化した魂によって霊は覆われたり、霊と魂は癒着しており、内的状態が魂によるものか霊によるものか、識別が明瞭ではありません。このことによって多くのクリスチャンが混乱しています。”声”を聞いたり、“預言者”から「預言をいただく」と称して、しばしば多くの人が混乱しています。新約の現代においては神の声はまず第一に私たちの霊のうちで個人的に語るのです。これは内なる油塗りの働きであり、すべてのことについて教えるから誰にも教えてもらう必要はないとあるほどに明確です。これは他律的にして一方的な語りかけではなく、私たちの置かれた環境や状況においてきわめて適切な励ましと慰めのある親密な語りかけなのです。この語りかけを得るためには私たちが自ら神と関わる必要があります。そのためには私たちの霊を用いる必要があります。私たちの魂から分離させて、霊を解放する時、私たちの祈りは霊から立ち上る祈り、御霊の祈り、すなわちキリストの祈りとして天の至聖所に立ち上ります。このような祈りは神にとって芳しい香りであり、神はその香りによって満足されます。神が満足される時、私たちも神の満足に与るのです。仮に願い求めるものがすぐに手に入らなくても、祈りによって神と交わる時、慰めを受け、内側が新鮮にされて、新しいいのちの息吹きを得るのです。霊と魂の分離には時には痛みを伴います。自ら積極的に神の言葉に任せることが重要であり、かつ口を用いて神に事あるごとに語りかける習慣を確立しましょう。すると何かがあっても「主よー」と叫ぶ時、ただちに神の臨在を得て、慰めと励ましを知ることができるのです。祈りは私たちの霊的な呼吸であり、私たちのいのちを保つものです。祈らないことは霊的な窒息を意味し、心はただ圧迫されだけでしょう。霊を解放すること、このコツを得てください。 |
1. 祈りとは
@ 霊的な呼吸:霊=息
A 神への香り:創世記8:21、出エジプト25:6、ルカ1:9,10、黙示録5:8、8:3,4
B 神の意志の執行(マタイ6:9-)
C 神への嘆願(ルカ18:3-5)
2. 祈りの鍵=私たちの霊:神や霊的領域との関わりはすべて霊による
@創造時:霊が主役、魂は霊と体の媒介役→独立していない
A堕落後:霊の死により魂の肥大化
B再生後:霊と魂は癒着あるいは圧迫している
3. 祈りの種類
@ 知性による祈り:1コリ14:15
A 霊による祈り:1コリ14:14
B 御霊のうめき:ローマ8:26
4. 祈りのメカニズム
@ 魂主導型:環境→魂で感知し評価する→必要を覚える→知性で祈る→祈りが霊に落
ちる→霊の祈り
A 霊主導型:神(御霊)→霊で感知する→霊の祈り(異言・うめき)→魂(思い)で解釈
5. 鍵は霊の解放(言葉数ではない:マタイ6:7)
@ 人は魂(特に思い)に縛られている→不安・緊張・ストレス→身体症状
A 魂と霊の分離(ヘブル4:12)→御言葉による、あるいは手術による(時に痛みがある)
B 霊が魂から分離すると楽になる→霊はつねに臨在にあり、つねに祈る
C 意識的に霊を解放する→祈りの実行(声を出すこと、思いからの解放)
6. 祈りを邪魔するもの
@ 肉(ローマ8:7)→ガラテヤ5:27
A 敵(ダニエル10:12-14)→ヤコブ4:7、1ペテロ5:9
B この世(1ヨハネ2:15-17)→1ヨハネ5:5
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