Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2002.12.17

聖書真理シリーズ


キリストの御霊J

私たちの感情は魂の機能の中でももっとも繊細で傷つき易い部分です。私たちの古き人の生き方の中で様々な情緒的経験とその時の思いが複合して私たちの無意識の中に沈んでいます。そのシコリに霊が複合して、私たちの思いに時々に侵入して、不安、恐れ、緊張、圧迫を与えます。表現されない感情は心の健康にとってマイナスです。御霊はこのような古き人の残滓を探り、その愛によって溶かして下さいます。時に私たちが頑なな場合はある種のショック療法もあります。しかしそのような打撃を受けるときに、むしろ神の愛は御霊によって濃厚に感じられるのです。私たちの感情が傷つくことにより、魂は破れを得て、その破れから霊が解放され、同時に御霊によるキリストのいのちも解放されます。御霊に感情を明け渡す時、私たちは自由に喜怒哀楽を表現することができるのです。御霊の実である自制によって怒っても罪を犯すがないのです。心の中には豊かな感情が展開します。この感情は肉的なものではなく、御霊によるキリストの感情、さらに御言葉に吹き込まれている神の感情の反映なのです。こうして私たちは客観的に得ている救いのすばらしさを感情において実際的に楽しむことができます。心は自由に流れ、その流れの中に神の感情が現れ、いのちが解放されます。キリストが回復してくださった豊かな人間性を享受することができます。これがホーリネスの実現です。

1. 感情の性質

  @ 感情(情緒)は魂の機能のひとつ→もっとも繊細な部分

  A 私たちの生涯の経験は、<観念+感情>の形で無意識の中に蓄積されている→感

   情観念複合体(Complex)、さらにある種の霊(人格を持つ悪霊ではなく”霊的な彩り”)

   が複合する→霊感情観念複合体

  B 感情が適切に表現されないとエネルギーのシコリとして残る→意識に浮かび上がり、

   恐れ、不安、圧迫、焦燥、etc.をもたらす

  C 感情自体はリアリティではない→環境や心的現象に対する反応

  D 心の不健康→感情の表現ができない→エネルギーがあることに集中して心の流れ

   が止まっている状態(凍っている)

  E 心の健康→適切な感情の表現と解放→流れている状態:アップダウンはあってよい

   喜・怒・哀・楽は自由に心に展開する必要がある

  F クリスチャンは自由な感情表現のできる人、例 イエスは自由に喜び(ルカ10:21、

   ヨハネ15:11、17:13)、怒り(ヨハネ2:14,15)、悲しみ(マタイ26:37)、リラックスしてい

   た(マタイ8:24)


2. 御霊と感情

  @ 御霊は感情のチャネルを通して表現される→私たちの霊と共に御霊が表現される

   (ルカ9:54):人間性の重要性

  A 御霊に油塗られた言葉には適切な感情がこもる→御言葉に吹き込まれている神の

   感情を反映する→霊のいのちが乗っている

  B 感情を御霊に明け渡す時、御霊の感情が私たちの感情に反映される→御霊はイエ

   スを証しされるからイエスの感情の反映

  C 心のシコリ(要塞)も御霊が溶かす→自分で探る必要はない(詩篇139:24)

  D 傷つくことは繊細さを知り、御霊の愛と繊細なタッチを受けるチャンス(ローマ5:5)

  E 御霊の実の自制は自由に感情を表現することを許す→自由に表現されても御霊の

   コントロール下にあるとき罪は犯さない(ガラテヤ5:22、エペソ4:26)

  F 感情はますます柔らかく豊かになり、心の経験が豊かにかつ成熟する→まことのホ

   ーリネス(豊かな健やかな人間性)の実現



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