Kingdom Fellowship Church
Message Outlines
2002.12.29
聖書真理シリーズ
思いは私たちの魂の機能の中でも最も大きな役割を果たしています。知恵の木の実を食べた後、人は魂−特に思い−を肥大化させ、自ら様々な問題を抱え込むに至りました。不安・緊張・恐れ・・・など私たちの心を蝕む毒素は思いに由来します。思いを自分勝手に用いる時、私たちの心はそのようなネガティブなもので満ちます。またそのような思いに対してサタンはあらゆる攻撃の火の矢を放ってきます。思いが汚される時、キリストに対する純潔を失ってしまうのです。私たちの思いを御霊に服させること、それは私たちの霊に服させることと同じです。思いの中に御言葉を満たし、キリストをつねに思い、上にあるものを思う訓練が必要です。御霊はこの蓄えられた御言葉を時に応じて主観的に語って下さるのです。御霊が語ることがレーマであり、それは霊であり、いのちです。内側は御霊の炎によって明るくされ、暖かくされ、その油で潤され、平安と安息が満ちてきます。御言葉は私たちの道の光であり、その光を絶やさないように御霊の油を絶えず注がれて、思いの中に静かに語る神の言葉を聞きながら、一歩一歩と前進するのです。こうして心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くして神を愛するのです。思いをキリストの捕虜とするとき、キリストの思いが私たちの思いの中に反映されます。私たちの語る言葉はキリストの思いによる言葉となります。これが新約のまことの預言です。御霊によって思いの中に御言葉が織り込まれれば込まれるほど、キリストの思いが実体化されるのです。 |
1. 思いの性質
@ 誘惑される(創世記3:1)→サタンの想い(=火の矢)が投影される(ヨハネ13:2、エペ
ソ6:16)
A 虚しくされた(ローマ1:21)
B 汚される(2コリント11:1)
C 悩み事、心配事の場(ピリピ4:6)→守られる必要(同7節)
D 神の律法(God’s Law)を行いたいという思いの法則(law of the mind)がある(ローマ7:
23)→肢体の罪と死の法則(law of sin and death)と葛藤する(ローマ7:15)
E 心と外界との接点(マタイ9:4)→思いは心に写り、心の中の物は思いとして語り出され
る
F 神を愛するポイント(マタイ22:37;心を尽くし、全魂を尽くし、思いを尽くして愛せよ)→
感情はその結果
2. 御霊と思い
@ 御霊は神の思いの深層を知り、私たちに霊の言葉を与える(1コリント2:13,14)
A 私たちはすでにキリストの思いを持っている(同2:16、1コリント7章)
B 御霊はキリストの言葉を思い起こさせる(=御霊の記憶;ヨハネ14:26)
→私たちの大脳の記憶にある御言葉を用いる
C 御霊は思いを再構成する(ローマ12:2)→造り替えは思いから
D 御霊は御言葉(=金)を思い(=心の一部)の中に織り込む(詩篇45:14、119:11)
E 思いの訓練=御言葉を思う(meditate;詩篇119:11,27,97,103)=霊に思いをおく(御霊
に置かれた思い;ローマ8:6)
F 上にあるものを思う(コロサイ3:2)、常にキリストを思う(2テモテ2:8)、思いをキリストに
服させる(2コリント10:5)
G 神の約束:人知を超えた神の平安が思いと心とをキリストにあって守る(ピリピ4:6,7)
※ 肉の人のパタン:刺激→御霊から独立した思い→感情→意志→行動→フラストレー
ション(緊張・不安)→肉の努力→繰り返し→消耗
※霊の人のパタン:刺激→霊→御霊に服した思い→御言葉の想起→意志→行動→感情
(満足・平安・安息)→いのちの増殖
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