Kingdom Fellowship Church
Message Outlines
2003.04.13
祈りの訓練シリーズ
物事には必ず二面性があります。真理も同じです。神は善悪を知る知識の木といのちの木を植えましたが、人は善悪の知識に偏りました。神は贖いのためにユダヤ人をその経綸の中で選びますが、それはすべての国民が祝福を受けるためでした。しかしユダヤ人は選民意識によってイエスを拒否しました。神の聖は愛と義という矛盾した要素を持ちますが、イエスの十字架において矛盾なく証しされました。そして御霊が注がれて、私たちもその内住を得、また力としても得ました。いのちの満たしと働きのための満たしです。私たちの礼拝も真理と霊によるまことの礼拝であるべきです。教会は今やキリストのいのちで満たされる存在であり、また神の委託を受けて働きもなす存在です。私たちのアイデンティティは神の子であり、神の子としてあらゆる良きものをすでに受けています。これを享受する時、それぞれに機能的アイデンティティである職が与えられます。これらの二面性のバランスを保つことが健全な霊的歩み、また教会生活において大切です。イエスという方を知り、イエスにあって、イエスによって、イエスのためにすべてを建てる時、私たちは真の満足を得、ホクホクとし、ツヤツヤしたクリスチャンになるでしょう。ますますキリストをエンジョイしましょう! |
1.真理の二面性
@エデンの園:善悪を知る知識の木といのちの木 A神の聖:愛と義 B神の選び:ユダヤ人の選び(機能的・経綸的選び)と教会の選び(いのちの本質的選び) C御霊の満たし:pletho(機能的・経綸的満たし)とpleroo(いのちの本質的満たし) D預言:機能的預言と本質的預言 E礼拝:真理と霊 F教会:いのちと働き(賜物) G祈り:いのちの満たしと必要の満たし H言葉:ロゴスとレーマ Iアイデンティティ:本質的=神の子、機能的=職制 J知識:内発的主観的に知る(oida)と外因的客観的に知る(ginosko)
2.バランスを取る必要性
@教会の問題はどちらかに偏る時に生じる A「知る」ことはしばしばプライドを生む(1コリント8:1) Bポイントは「こと」ではなく「かた(=パースン)」(マタイ19:17) C一見矛盾するような二面性はキリストのパースンにおいて矛盾なく実体化される→イエ スは真理であり(ヨハネ14:6)、御霊が無限に与えられた(ヨハネ3:34) Dすべてのものをイエスの上に、イエスによって、イエスのもので建てる(ルカ6:48)→私 たちのプライドはイエス(1コリント1:31、2コリント10:17)
3.祈りの実行
・マタイ19:17 イエスは彼に言われた。「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方は、ひとりだけです。
・ヨハネ14:6 イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。あなたがたは、もしわたしを知っていたなら、父をも知っていたはずです。しかし、今や、あなたがたは父を知っており、また、すでに父を見たのです。」
・ヨハネ3:34 神がお遣わしになった方は、神のことばを話される。神が御霊を無限に与えられるからである。
・ルカ6:48 その人は、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を据えて、それから家を建てた人に似ています。洪水になり、川の水がその家に押し寄せたときも、しっかり建てられていたから、びくともしませんでした。
・1コリント1:31 まさしく、「誇る者は主にあって誇れ。」と書かれているとおりになるためです。
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