Kingdom Fellowship Church
Message Outlines
2003.05.04
祈りの訓練シリーズ
私たちはみなキリストのからだの肢体であり、御霊が測り与えて下さった信仰や賜物に従ってからだの中における分を持っています。その分をわきまえ、分に応じて働く時、すべてのことは滑らかに油塗られ、そのなすところはすべて栄えるでしょう。自分が出張る時には、人と比べたり、人の評価が気になったりして、傷つきやすくなります。教会の中での問題はこの分をわきまえないことから、互いに競い合ったり、嫉妬を感じたりすることから生まれます。真に神による赦しと受容の感覚を持ち、自分の分をわきまえた人はただ安息し、そこにとどまり、その分をエンジョイします。このとき人のことは気になりません。このとき互いに何かをシェアしつつ、心をひとつにして祈ることができます。自意識で満ちているときには人の苦しみや欠乏を見ることはできません。自分のことで手一杯だからです。しかし徐々に神による取り扱いを受ける時、周りが見えてきます。そこにある困難や葛藤、また欠乏や必要を見ます。こうして肢体として互いに何かを共有するようになるとそこから祈りが生まれます。二人が心を合わせるときに、神は必ずその祈りをかなえて下さいます。互いにシェアすべきもっとも偉大な賜物はキリストご自身です。味わったキリスト、楽しんだキリストを互いに持ち寄る時、それは神の宴会です。こうしてキリストにあって互いに組み合わされて、御霊によって結ばれて、キリストの身の丈にまで建て上げられていきます。 |
1. からだの認識-分を知る
@ 体の肢体として機能、あるいは分がある(ローマ12:3、1コリント7:17) A 分に応じて、体の一部として機能する(1コリント12:12、ピリピ2:30) B 自分が出張る時、傷つき易くなり、周りと葛藤が生じる C 分をわきまえ、その油塗りに服する時、体の中で滑らかに機能できる(ローマ12:3)→ 他者と比較しない、競わない D 神はもっとも小さな部分を大切にしてくださる(1コリント12:22-24)
2. 祈りの鍵-ひとつ
@ 神はひとつのあるところに油を行き巡らせる(詩篇133編) A 地上でふたりが心をひとつにする時の祈りは必ずかなえられる(マタイ18:19) B キリストを知る知識においては完全なる一致の実現を求めるが(エペソ4:13)、個々の 祈りのテーマについては最低ふたりのひとつでよい C 大切な点は互いに何かを共有(シェア)すること ・ 持ち物(1コリント16:17、1テモテ6:18、ヘブル13:16) ・ 真理(ガラテヤ6:6) ・ 賜物(エペソ4:8) ・ 困難(ピリピ4:14) D もっとも大きな共有すべき賜物はキリストご自身→キリストによる交換力(エペソ1:23) E キリストを追及し、まことの捧げ物として経験し、楽しんだ、慰めを受けた、共に喜び・ 悲しみ・怒って下さったキリストを互いに分かち合う→まことの証しの意義(ピリピ1:21、エ ペソ2:21,22)
3.祈りの実行
・ マタイ18: 19 まことに、あなたがたにもう一度、告げます。もし、あなたがたのうちふたり が、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをか なえてくださいます。
・ ローマ12:3 私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。 だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのお のに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。
・ ピリピ1:21 私にとっては、生きることはキリスト、死ぬこともまた益です。
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