Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.01.25


良心を強める2

日本人の精神病理は強迫傾向です。「かくあらねばならない」という心の姿勢であり、このために絶えず裁く自分と裁かれる自分が分裂して心の平安がありません。絶えず何かをしなくてはと急き立てられるのです。その理想が実現しないと自分を責め、また他人を責め、物事をうらみ、人生をうらみ、自らの口で自分また他人を呪うのです。そのためますます事態は悪化し、ますます自罰傾向に陥り、呪いのことばで自分を縛るのです。この裏にある病理は過敏な良心であり、それは自分や人、時には神に対して憎悪や敵意を持っているのです。この抑圧している感情を人に投影して人がみな敵に見えたり、神が裁く神であり、自分は裁かれまた呪われていると感じるようになります。このような深層心理による悪循環から解放される鍵は赦しにあります。人をまた神を赦すこと。赦すことによって、過去を変えることはできませんが、今の自分自身を変え、未来を変えることはできます。赦しは自分の良心のためにきわめて重要です。赦すならば神の赦しを経験します。そのとき深い平安と安息を味わいます。神の赦しが経験されるならば、キリストにあって得ている神の豊かさを十分に享受することができるようになります。赦しは意志の決断です。これがトリガーとなって、神の癒しのプロセスが着々と開始されます。こうしてますますキリストの豊かさをエンジョイするようになり、リッチなクリスチャンとなります。持っている者はますます富む者となるのです。あなたはリッチとプアとどちらを選びますか?


1. 日本人の問題

@ ねばならない症候群(強迫性):完全癖、几帳面、ケチ、頑固、融通が利かない、硬
い、疑い深さ(パラノイド)→強迫神経症または攻撃性や破壊的傾向


A 病理:良心の過敏さ→自分の内部で分裂がある(見る自分と見られる自分)

B 症状:自己罪責感→これを解消しようとして様々の症状が形成される(強迫観念・強
迫行為など)


C 根底にある感情:満たされなかった甘えとその裏返しとしてのイジケ


2. 良心の自由を得る

@ 過敏な良心の背後には親との関係における憎悪・敵意がある

A 隠れた憎悪を自分に向ける→自罰傾向・自虐傾向(強迫反復化)

B 鍵は赦すこと→意志の問題

C 赦さないならば自らを牢獄に閉じ込めることになる(マタイ18:21-35)

D 根拠は主の十字架:すべての不条理は主の十字架の究極の不条理でキャンセルされた!

E <赦す→赦されていることの実体化→良心の解放→安息と平安→赦す→・・・>という良循環が始まる

F 主の血の適用と自らの意志を用いて赦すこと→神の側の業と人の側の責任

G 赦す対象は御霊が深層心理に埋もれている事件や人を思い起こさせてくれる→意識化すること


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