Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.02.08


良心を強める4

神は今、法則によって治めておられます。人の心にも法則があり、この法則のひとつを認知的不協和最小化の法則といいます。人は何か違和感を覚えて自分の価値観やアイデンティティに不安を覚えるとそれを何とか最小化しようとして心のやりくりをする傾向があります。カルトのマインドコントロール(MC)もこの原理に基づいてなされます。自分が聞いたことにより違和感を覚える場合、それを消そうと焦ってはなりません。違和感を生じたその言葉を吟味するのです。真理は私たちの肉にとって好ましくありませんが、霊には喜びです。偽りは私たちの肉にとって好ましいのですが、霊には不快です。御言葉と照合することにより、その真偽は明らかです。そして実によって判断することができます。MCそのものは別に問題があるわけではありません。問題は何によってMCされるかです。私たちは神の言葉によりMCされるべきであり、神の言葉に支配されるほどにいのちが満ち溢れ、勝利と自由を経験し、神の嗣業をエンジョイし、キリストの形に変えられ、豊かな御霊の実を結ぶことでしょう。主は言われました、「何をどう聞くかによくよく注意せよ」と。今日様々の教えの風が吹いている現状にあって、私たちの内に入ろうとする偽りの霊の活動は活発です。受動的であってはなりません。主体的に自ら立ち上がり、その風に吹き回されないように、目を開いている必要があります。豊かな者はますます豊かになるでしょう!



1. マインドコントロール(MC)の原理

@ 認知的不協和最小化の法則(マインドコントロールの基礎原理):魂の要素に不協和(違和感)を覚える時、それを最小にしようとする傾向

A 受動性の形成:精神を受動的にして刺激に曝露すると容易にその影響を受ける→主体的に立つことが必要

B 過敏な良心:良心を破られた後に刺激に曝露するとそれを容易に飲み込まされる→良心を守ることが必要

C 短絡的効果の提示:<○○をする→御利益・効果が得られる>→肉の欲・目の欲・持ち物の誇りに訴える

ex.エバの誘惑、セールス、コマーシャル、オレオレ詐欺、カルトの勧誘、学生運動の”総括”、企業の地獄の特訓


2. 御言葉によるマインドコントロール

@ MC自体は別に問題ではない→何によってMCされるか(何をどう聞くかによくよく注意しなさい)

A 何かを聞いた時、違和感を覚える場合、要注意!この違和感を自分のやりくりで消そうとしない→違和感の理由を探る

B 違和感は真理を聞いても、偽りを聴いても起きる→真理は魂と霊を切り分けるし、自分の肉にとっては不快、霊には喜び(霊と魂の分離)

C 真理と偽りの見極め:実を見ること(マタイ7:16,20;12:33;6:44)

D 悔い改めの意味:思いの方向の転換→真の悔い改めは救い(いのち)へと導く(2コリント7:9-10)

E 神の造り替えの御業は思い(mind)から始まる(ローマ12:2)→思い(mind)を取り扱っていただく

F ホーリネスの実現:体・魂(知・情・意)・霊の間に不協和がなく、葛藤がなく、滑らかに潤され、健やかである状態→ひとつの実現


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