Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.05.09


霊と魂の分離(5)

私たちの心は霊と魂の相互作用のあり方としての内的状態を指します。ある人は魂が活発であり、心は魂の状態を反映します。ある人は霊が生き生きしており、霊が反映されます。御霊に依存しない私たちの心のあり方は偽る傾向があります。私たちは新しい霊と心をいただいていますが、霊が圧迫されるとき、新しい心のあり方も抑圧され、魂主体の古い心のあり方に戻ります。このとき特に思い(mind)が欺かれます。罪を犯す前のエバですら、思いの中にサタンの想いをまかれることにより欺かれ、目に見えるところによって判断した結果、善悪の木の実を食べてしまいました。こうして神から独立した判断基準によって生きる状態(=肉)に落ちたのです。イエスはすべての判断を霊によって行いました。霊で人の心を見抜き、霊で神の御心を知り、霊で祈ったのです。霊だけが人の心の奥底を探ることができます。また御霊は神の御心の深みを知ります。こうして彼の心は霊が反映され、その霊には父の御心が反映していたのです。今日敵の策略は私たちの思いを汚すこと、また未信者の思いをくらますことです。思いを霊におくこと、思いの霊において新たにされること。これがあらゆる敵の欺きから守られる鍵です。御霊によって思いを守り、心の状態を正常に保っていただけるように祈り求めましょう。


霊による識別−善と悪を識別する感覚を養う

@物事の真実:見えるところによって判断しない→欺かれる(創世記3:6)

A心=霊と魂の相互作用としての内的状態の総称

B心の性質:人の心はよろずのものよりも偽る(エレミヤ17:9,10)→特に思いが欺かれる(創世記3:1-5;2コリント4:4;11:3)、例:黒沢明の「羅生門」

C霊は人の心の奥底を探る(1コリント2:11)、真実の判断は霊による(マルコ2:8)

D思いを霊につける(ローマ8:6)、思いの霊において新たにされる(エペソ4:23)

E知識や道徳や倫理などを超えた善悪の判断(ヘブル5:14)