Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.09.05


モーセ−神と顔と顔を合わせし者−(1)

イスラエルはエジプトに下り、まもなくヨセフを知らない王によって圧迫されます。モーセはパロの虐殺をまぬかれ、王女の子供として育ち、エジプトの最高の学問を修めます。が、自分の出自を知り、あえて奴隷の様を選び、同胞を解放します。しかし40歳の時には拒否され、十字架の経験を経て後、肉の力が尽きた80歳でしぶしぶ神の召しに応じます。彼の肉の力はすでに尽きていました。しかし彼は神のバックアップを受け立ち上がります。彼は神と顔と顔を合わせてまみえる時、彼の顔は輝きました。彼は遜っており、神は直接に彼に語りかけました。彼ほどの預言者は二度と出ることなく、120歳で死にました。彼は解放者キリストの型であり、彼の特徴はキリストの特徴を現します。彼のわざを見るときに神が私たちのために何をしてくださるのかを知ることができます。私たちはまことの謙遜であり、奴隷の様を取ってくださったキリストを内に持っています。キリストは神の知恵であり、私たちは真の会見の天幕である私たちの霊の中に入ることにより、この方と親しく直接にまみえることができます。旧約的な預言者はもはや不要です。しかし死と復活という過程を経る必要があります。私たちは主の栄光を鏡に映しつつ、栄光から栄光へと変えられて行きます。これは主の御霊の働きによります。霊に戻り、霊の中でキリストをエンジョイすること。これが新約に生きる私たちの特権です。まことのモーセであるキリストとますます交わることにより、もっと輝きましょう。


1.モーセの生涯

@レビ系の夫婦の子供(出エジプト2:1)
Aモーセ=引き出す
B王女の子となった(2:10)から、同胞の元へ行き(11節)の間の葛藤は書かれていない(ヘブル11:23)
C40歳の頃(使徒7:23)、同胞により拒絶され、ミデアンへ逃れる→十字架の経験
D80歳の頃、燃える芝の聖なる場所で召命を受ける(出エジプト3:4)→復活の経験
E120歳で死ぬ(申命記34:7)


2.成就:解放者イエス

@モーセの特徴
・エジプトで最高の学問を修める(使徒7:22)
・奴隷の様を取る(ピリピ2:6-8)、謙遜であった(民数記12:3)
・不思議としるしをもって民を導く(使徒7:36)
・神と顔と顔を合わせてまみえる(出エジプト34:29,30、申命記34:10、比較創世記3:8)
・最大の預言者(民数記12:7,8、申命記34:10)


Aモーセの特徴はイエスの特徴の型(タイプ)

Bモーセの経験は私たちの上にも成就している
・私たちは神の知恵キリストを持つ(1コリント1:24,30)
・私たちには真の謙遜であるキリストが内住する(マタイ11:29)
・私たちはしるしと不思議を行うキリストによって導かれている(ヘブル2:4)
・私たちはイエスの血のゆえに神の顔を避けることなく、顔と顔を合わせてまみえることができる(2コリント3:7,8,18)→輝く(マタイ5:14,16;6:23)
・主は預言者を介して語るのではなく、直接に一人一人に語ってくださり、直接にキリストを知ることができる(ヘブル8:11;詩篇11:7;22:24;27:8;42:5)