Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.09.26


サムエル−神の言葉の管理者

カナンに入った後、民は霊的アパシー状態に陥り、各自が自分の目に正しいと見えることを行っていました。神の言葉ほとんど聞かれなくなっておりました。そのような中でハンナの請願によってナジル人としてサムエルが誕生します。彼は主と共に成長し、主のことばを直接に聴いて召命を受けます。彼はその言葉をひとつたりとも地に落とすことはありませんでした。神はご自分の望みのままに行う真の祭司を必要としておられ、同時にご自分の言葉を預けることができる預言者を必要とされていました。サムエルは祭司であり、預言者であり、神の言葉を忠実に管理したのです。霊的な無気力状態に対して必要なのは神の言葉であり、神の言葉を聞くことにより死人は生きるのです。信仰は聞くことにより、聞くことはキリストの言葉によります。かくして聞いた言葉を信仰と結び合わせる時、ロゴスはレーマとなり、それは霊でありいのちとなるのです。これが新約の預言です。すでに神は御子において語りました。その御子は今私たちのうちに御霊によって臨在され、外には聖書があります。この書かれた言葉を超えることがないように、そしてその奥義に対して忠実であるように。これが新約のいのちの務めに預かる私たちの役割です。私たちも祭司また預言者としての務めに与るのです。それは内なるイエスに生き出て頂くこと、ジーザシングです!


1.サムエルの誕生と召命

@サムエル=その名は神
A背景:士師たちの後の霊的アパシー状態(士師21:25)→神の言葉がない(サムエル3:1)
Bハンナの祈りに対する答え(1サムエル1:11,20,28)→ナジル人
Cハンナの祈り(2章)→マリアの祈りと似ている(ルカ1:46-55)
D主の下で成長する(2:21,26)→イエスの成長と似ている(ルカ2:52)
E主による召命(3章)→神の言葉は一つも落ちなかった(3:19)
F主の約束のことば(2:35)→真の大祭司イエスを彷彿とする
G王権を設立する(8:22)→サウルの王権は拒否され(15:22,23)、ダビデの王権は永遠、そこからイエスが出る



2.成就:イエスこと真のサムエル

@現在のキリスト教界は士師期の最後の状態:それぞれが自分の目に正しいと見えることを行っている→霊的アパシー
A霊的アパシーに必要なのは神(イエス)の言葉(ヨハネ5:25;ヘブル1:1-2)→ひとつも落としてはならない
B御霊はイエスの言葉と人格を証する(ヨハネ14:26;16:13,14)
Cナジル人の必要性→神へと聖別されること(髪を切らない、強い酒を飲まない、死体に近づかない;民数記6章、参照:パウロのケース使徒行伝18:18)
Dハンナの祈りはマリアの祈りで成就した→真のサムエル=イエスの誕生、イエスこそ神の言葉、真のナジル人、預言者、祭司
E神の言葉は今私たちのうちにあり、また聖書として外にある→神の言葉の管理者として書かれた御言葉を超えないこと(1コリント4:6)
F大祭司・預言者・王イエスがすでに与えられた!!!他に何が必要か?