Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.10.10



ソロモン−栄光と虚無の解離性

ダビデの後継者としてアドニアを退けて王位に就いたソロモンは当初自分の栄華や長命を求めることなく、神の知恵を求め、人々を大いなる心をもって治めました。ダビデの果たし得なかった神殿建築を成し遂げ、神はその臨在を持って彼とイスラエルを祝福されました。かくして彼の動機が純粋である限りは王国は反映したのですが、異郷の女との妥協によって、王国は衰退し、ついに分裂します。ダビデによって象徴されるイエスの体は神の神殿であり、一度壊されても3日目に再建されました。それはいのちを解放するためであり、ソロモンによって象徴される御霊がこられる時、そのいのちを内に実体化してくださるのです。かくして私たちは現在御霊によって神の神殿として建て上げられつつあり、その臨在の栄光に与っているのです。神の臨在は幕屋から神殿、そして私たちの霊(=エクレシア)に拡大し、究極的には新エルサレムでまったく隠されることなく、臨在だけで輝くのです。これが神のエコノミー(経綸)です。神はひとりでおられることを良しとせず、その御臨在をパートナーとして選ばれた人の内に拡大され、人を通してご自身の栄光を証しされるのです。かくしてチリに過ぎなかった私たちは共に生ける石として建て上げられて、ついには宝石へと至るのです。しかしまだ古い体に閉じ込められている現在の私たちにとってきわめて重要なことは、動機の聖別です。何を第一とするか、何を求めるか、これが地上の生活のすべてを決定します。


1.ソロモンの人生

@ダビデとバテシバとの間に生まれた二人目。ソロモンとは平和・平安の意味
A王位に就く際にアドニアの反乱があったがバテシバの嘆願により王となる→女性による裏工作(よくありますね^^)
Bソロモンの動機:栄華や富や長命ではなく、知恵を求める(1列王記3:5-14)→主の御心にかなう(1列王記3:12;5:9)→結果として栄華や富も得る(1列王記4章)
Cダビデは場所を備えた(2サムエル23:18)、ソロモンが神殿を建てる(1列王記6:1)→主の約束(1列王記6:12,13)
Dソロモンの祈り(8:12-61)→主の顕現(9:1-9)
Eその後の堕落:女性に対する病的執着(11章以下)→王国の分裂



2.成就:神殿の建築は御霊によるわざ

@イエスの体は神殿であり、滅ぼされても3日目に再建された(ヨハネ2:19)→神殿の内実であるいのちの解放のため(ヨハネ10:10;1コリント15:45)
Aイエスはダビデによって表わされ、場所を用意された(ヨハネ14:2,3)。霊的神殿の建築はソロモンによって表わされる別の助け主御霊によって成就された(1コリント3:16,17)→神殿の完成(黙示録21:22)
Bこの内なる方は世にある者よりもはるかに偉大である(1ヨハネ4:4,13)
C動機の問題:何を第一とするか?→神の義(キリスト)と神の国(教会)、あとは付録
D私たちは現在互いに組み合わされて建て上げられつつある(エペソ2:22;1ペテロ2:5)
E神の臨在の変遷:幕屋の至聖所(10キュビトの立方体)→神殿の内陣(20キュビトの立方体)→私たちの霊→新エルサレム(12,000スタディオン=2,200キロの立方体)
F神は人の手による神殿になどはお住みにならない:神は人と共に住みたい方(黙示録21:3)→何と言う栄光!
G警鐘:分裂の要因→それぞれが主以外の何かを求めるようになる時に起きる
H動機の聖別の必要性!