Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2005.10.30



神のエコノミーG

−幕屋建造の順序−

幕屋の建造はモーセが神からいただいた設計図どおりになされました。そしてその順序も神の御心が現れています。アダムにあって生まれた私たちは絶対的無力において、私たちの側から神に近づくことはできません。神がまず私たちを永遠の過去にキリストにあって選んでくださり、私たちの時系列の中で私たちが信仰によって応答した時にその選びが実現化したのです。そしてその救いはすでに神が用意して下さったものをいただくだけでした。まず最初に神が人となり、私たちの間に幕屋を張ること。この方は契約の箱の実体であるキリストであり、したがって幕屋の建造もまず契約の箱から開始されました。次に備えのパンの台。ここに絶えず12個のパンを置いておくのです。12は神の完全な統治を表わしますが、キリストはまずいのちを与えるパンとして来られ、私たちをいのちの養いによって統治して下さるのです。次は7つの枝に分かれた燭台です。もちろんいのちの光なるキリストを表わし、7は神の完成を示します。黙示録では神の7つの霊、7つの燭台、7つの教会、7つの神の目が出てきます(1,3,4,5章)。私たちはすべてを見通す神の7つの目によって守られ、燭台として立てられています。次に幕屋の覆いです。4層からなる覆いは神の保護、神の守りを意味し、その4つの素材には神の御心が秘められています。この順序を見るときに、神がキリストにあってなして下さった霊的事実を知ることができ、そのなされた業の中にただ安息するだけでよいことが分かります。(つづく)



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)


2.幕屋建造の順序(出エジプト25-30章;1コリント2:9)

@契約の箱→パンの机→燭台→幕屋の幕→壁板・横木→至聖所の垂れ幕→入り口の幕→祭壇→庭→常夜燈→祭司服→聖別→祭壇→いのちの代償→手足の清め→聖別の油→香料

A契約の箱(=キリスト):神がまず来て下さった(ヨハネ1:14;詩篇8:4;1ヨハネ4:10;エペソ1:4)

B備えのパン(=魂の糧):キリストはいのちのパン(ヨハネ6:32,33)→いのちを与える(いのち=Zoe:被受造の神のいのち)

C燭台(=内なる光):キリストはいのちの光(ヨハネ1:4)、神の七つの霊(黙示録1,3,4章)、七つの目(黙示録5:6)

D幕屋の幕(=神の覆い):亜麻のより糸(義)+青(天)+紫(皇帝)+緋色(血、ユダヤの王)の糸でケルビム(神の裁きの代理・被造物の象徴 cf.創世記3:24)を刺繍する、山羊の毛(異邦人)+赤くなめした雄羊の皮+じゅごんの皮→4層の覆い(詩篇91:4)
(続く)



■暗証聖句:1コリント2:9

まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」