Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2006.10.01

幸いな人


旧約の石に書かれたモーセ律法はレビ系の祭司制度のものであり、キリストがそれを廃棄されました。キリストはいのちの力によってメルキゼデク系の祭司制度をもたらし、自ら大祭司として立てられました。そして今や意志の律法に代わる、いのちの律法(いのちの御霊の法則)が導入されています。これはもちろんモーセ律法の上位ヴァージョンであり、いのちの御霊の法則に従えば、自動的にモーセ律法は満たされるのです。かくして新約の私たちにおいてはこの心に書かれた内在化された律法に頼り、この律法を愛するとき、すなわち内にいますキリストにとどまるとき、幸いな人となれるのです。このためにキリストは古い私たちを終わらせ、新しいいのちをインプラントして下さいました。ただし古い人の痕跡が大脳辺縁系に残っていますから、これが新しいいのちを生きることを邪魔します。が、それと戦うのではなく、十字架の元に戻り、キリストと共なる死を経験するとき、キリストと共に復活の領域で生きることを知ります。キリストが道であり、真理であり、いのちです。旧約で書かれた律法は私たちの心の中に書かれています。御言葉をたくわえ、御霊に頼るならば、辺縁系にある深層意識も扱われるのです。これは私たちをまことの自由へと導きます。この道を歩むことが人生の幸いを経験する秘訣です。


<<週報&メッセージアウトライン>>
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詩篇119編1−8節


@まったき道を歩み、主の律法に歩む人
 ・旧約システム=レビ系祭司制度による石の律法(ヘブル7章)
 ・新約システム=メルキゼデク系祭司制度による心に書かれた律法(いのちの御霊の法則:エレミヤ31:33;ローマ8:2-4)→モーセ律法の上位ヴァージョンの内在化i.e.いのちの御霊の法則に従えば、モーセ律法は自動的に満たされる(ローマ8:4)


A主の定めを守り、心を尽くしてそれを尋ね求める人
 ・新約の主の戒め:主の愛にとどまり、互いに愛する(ローマ15:10)→自分の愛によるのではなく、キリストの復活のいのちによる愛(注意:信仰によらない愛は罪!)
 ・心を尽くして、魂を尽くして、神を愛する(マタイ22:37)→これで律法と預言は完成する(同40節)


B不正を行わずに主の道を歩む人
 ・不正とはいのちの法則から外れること(参照:マタイ7:22)
 ・主の道とはキリスト御自身


C命令を守ること
 ・新約の命令を守る=新創造に生きること(ガラテヤ6:15-16)


D道を確かにする
 ・道なるキリストを知ること(ヘブル8:11;2ペテロ1:2,8;2:20)


E戒めに照らして恥じない
 ・条件はキリストの油塗りにとどまること(1ヨハネ2:28;1テサロニケ5:23)


F主の正しい裁きを学び、まっすぐな心で感謝する
 ・御言葉を知ること(2テモテ3:15-17)


G主に対する請願
 ・たえず主の守りに期待する


■暗証聖句
詩篇119:1 いかに幸いなことでしょう/まったき道を踏み、主の律法に歩む人は。
詩篇119:2 いかに幸いなことでしょう/主の定めを守り/心を尽くしてそれを尋ね求める人は。
ローマ8:4 それは、肉ではなく霊に従って歩むわたしたちの内に、律法の要求が満たされるためでした。
ガラテヤ6:15 割礼の有無は問題ではなく、大切なのは、新しく創造されることです。
ガラテヤ6:16 このような原理に従って生きていく人の上に、つまり、神のイスラエルの上に平和と憐れみがあるように。