Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2008.03.30


時を見る目G

バビロンの本質は歴史的にはニムロデによる王国として現れましたが、実は私たちの内に存在します。すなわち私たちが地上で生きる間に必要とする種々の要素を自分のシステムやルールに従って満たす事への渇望です。アダムとエバは善悪を知る知識の木の実を見ると、おいしいそうで、目に麗しく、賢くするように思えました。これらはそれぞれ、肉の欲、目の欲、生活の奢りを刺激されたことを意味します。アダムとエバはこの3方面から誘惑されて、敗北しました。が、主イエスは、空腹の時、神殿の門に立たされた時、山の上に立った時、サタンによってそれぞれ肉の欲、目の欲、生活の奢りを試みられましたが、すべての状況において神の言葉を提示することにより、サタンに勝利されました。主のうちにはバビロンへの憧憬はまったくなかったのです。しかし私たちの内には、厳然とあります。この意味でバビロン化は私たちの心から生まれるのです。私たちの欲望がはらんで罪が生じ、罪が熟すと死を生みます。サタンはこの私たちの内にある欲望を巧妙に刺激します。私たちの弱さを知っているのです。その部分は御霊の光が当たっていない領域であり、主に明け渡していない領域であり、自分でコントロールしたい領域なのです。この領域を御霊によって解放される必要があります。するとサタンはつけ込む隙がなくなるのです。サタンのフックがはずれるのです。それは自由と解放を味わう瞬間です。これからこの世もキリスト教界も同じくバビロン化していくでしょう。人間の尊厳は無視され、金で人が査定され、金に仕える時代になっているのです。いずれ大いなるバビロンとして結実します。まず私たちの心を見張り、御言葉によって対処しましょう。


<<週報メッセージアウトライン>>
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=私たちの内なるバビロン=


■マタイ4:1−11;1ヨハネ書簡2:15−17

@バビロンの本質:神からの独立と自らを自らで支持すること=安定した身の拠り所を求める性向→偶像礼拝の本質
Aアダムの受けた誘惑と敗北:その木を見ると―
 ・おいしそう(肉の欲)
 ・目をひきつけ(目の欲)
 ・賢くする(生活の奢り)
B主の受けた誘惑と応答:
 ・空腹:石をパンに変えよ(生存)→神の口から出る言葉によって生きる:肉の欲に対する勝利
 ・神殿の屋根:飛び降りよ、天使が支える(能力・資質)→神を試してはならない:目の欲に対する勝利
 ・世の繁栄:悪魔を拝せよ、すべてを与える(栄華)→主のみを拝み、仕えよ:生活のおごりに対する勝利
Cバビロンは私たちの心にある(ヤコブ1:15):肉の欲、目の欲、生活の奢りを自分で満たす事→世の政治は肉の欲に仕え、社会は目の欲に仕え、経済は生活の奢りに仕える
D偶像礼拝の本質=人間の必要を人間自身が満たす事→大いなるバビロンへの発展(黙示録14−18章)



■暗証聖句
マタイ
4:4 イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』/と書いてある。」


4:7 イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』とも書いてある」と言われた。

4:10 すると、イエスは言われた。「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、/ただ主に仕えよ』/と書いてある。」

4:11 そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。