Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2008.05.11


時を見る目J

現代は裏づけのない膨大な浮動マネーが地球上をさ迷い、信用創造のメカニズムによって膨大なバブルを生み出しています。それは実体のない空疎な富です。マネーの値段が金利ですが、今は不景気なのに物の値段は上昇し、いわゆるスタグフレーションの状況を呈しています。その中で人々の生活は圧迫され、ある種の人は自分の魂までも売る必要があるのです。さらに実体のないマネーは、さらに実体のないカードマネー化しています。この経済システムのネットワークの中で人は束縛されています。一旦このバブルが破裂すると、世界は一挙に恐慌へと雪崩を打ちます。マネーがマネーを生む異常な経済が私たちの実体経済も振り回すのです。これがバビロンです。対する神の国は神のいのちという裏づけによってタラントが発行され、それを活用していのちの実を生み出すのです。それぞれの力に従って割り当てられたタラントは最低でも1年分の収入です。これを主が戻ってくるまでにいかに増やすか、それは管理責任の問題であり、私たちは商売をする必要があるのです。しかしもし自分でできなければ、銀行に預ければよいのです。銀行は利息を生んでくれます。けっして土の中に埋めたまま無為に放置してはなりません。この銀行とは神の国の銀行であり、エクレシアです。私たちは一人で孤立しては何もなし得ません。しかし共同体の中でその中を行き巡る知恵と力に委ねる時、自動的に利子を主に差し戻すことができるのです。バビロンに生きるのか、神のいのちの国に生きるのか、これは私たちの自由意志によるのです。あなたはどちらを選びますか?


<<週報メッセージアウトライン>>
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=バビロンvs神の国=



聖句:エゼキエル18章;ヨハネ2章13-22節;マタイ25章14−30節;ヨハネ18章

(1)バビロン化の兆候
  ・マネーの変質:兌換紙幣(ゴールドの裏づけ)→不換紙幣(信用)→カードマネー(キャッ  シュレス)
  ・信用創造とは:初期額/準備率、ex.準備率10%で、100万あれば、1,000万創造→バブ  ル化
  ・問題の本質:神に信頼するか、マネーに信頼するか→信仰の問題(ルカ16:13)→偶像  礼拝の罪
  ・現代の特質:膨大な浮動マネー(1京5,000兆円)の行く先→オイル・ゴールド・素材など  の高騰→インフレと景気後退(=スタグフレーション)cf.ヨハネ18章の商品群


(2)利息の問題
  ・同胞に対する利息は禁止、異邦人からはOK(申命記23:20,21)
  ・主は1タラントを地に埋めた僕に利子を生む銀行に預けておくべきだと言われた(マタイ25:
   27)→銀行とはテーブルorカウンターの意味(cf.ヨハネ2:13-22)
  ・利子(tokos)とは、産出または新芽の意味:銀行とはテーブル・カウンターであり、燭台を置く場(マタイ5:15)→地上に現れたエクレシア(cf.汚れた女は枡の中にいる)
  ・タラントの分配はそれぞれの力(dunamis)に応じる→担保の設定(cf.ローマ12:3)
  ・土に埋めるべきは種であって、タラントではない:いのちは育つもの(マルコ4:27)、タラ  ントは活用するもの(ルカ19:13)→いのちと働きの区別


(3) バビロンでは信用創造によって裏づけ・実質は何もない(=バブル化);
 神の国ではいのちを担保とし、タラントの配分を受け、まことの利子、すなわちいのちの実 を産出する
(4)今後起きて来ること:ひとりひとりの心が露わになり、持っている者はますます富み、持っていない者は持っている物までも取り上げられる(二極分化)→管理の重要性!