エクレシアの定義
「教会」と言う単語でいかに多くの兄弟姉妹が束縛されていることでしょう。その原語はエクレシア(Ekklesia)であって、Ek(=out)とKaleo(=Call)からなります。つまり呼び出された者たち、私たち自身です。その実体は教団でもなく、教派でもなく、宗教法人でもなく、生きているいのちの生命体です。第一に、私たちのうちに復活によっていのちを与える霊となられた最後のアダム・キリストが内住してくださいました。第二にそのような1人ひとりが集まるとき、それはキリストのいのちの共有体として、そのいのちを互いにシェアするとき、そこにキリストの体の具体的な現われがあります。それはニンゲンの規則や規律による共同体ではなく、ただいのちが自由に行き巡ることによる生命現象なのです。私たちの信仰はまさにキリストのいのちの現象であって、私たちが何かを付け加えるとか、何かを建て上げるものではありません。ただひたすらにキリストが充満することによるいのちの満ち満ちた様であり、各器官が頭なるキリストの指令のもとに生き生きと機能することによってひとつの集会は維持されるのです。私たちの集会とは、特定の人を中心に集まるのではありません。キリストの名の中に集まること、すなわちこの生命現象に参加することなのです。自由にキリストが行きめぐるほどにいのちは流れ出ます。なぜならすでに私たちはあらゆる霊的な祝福を受けているからです。後はその実際の中に信仰によって入り込み、楽しむのみです。何と単純なことでしょう! |