Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2009.10.04

創造と破壊

新しい創造(イノベーション)によって、古い構造が破壊され、新たな経済成長のパターンが創出されることを経済学者のシュンペーターは創造的破壊と呼びました。創造と破壊によって経済成長が持続していくわけですが、古くなった構造は硬直化し、機能低下を起こすため、それらを社会から取り除いていくためにこれらのサイクルは必要なのでしょう。しかし、古い構造の中で既得権を得ている人たちの反発は激しく、常に新旧の争いが存在します。イエスが人として地上に生まれたことは、史上最大の創造的破壊でした。旧構造の中で生きていた律法学者やパリサイ派の反発は激しく、イエスを十字架で殺すことで新しい創造を排除したかに見えました。しかし十字架の死によって蒔かれたいのちの種は数倍、数十倍、数百倍の実を結び、世界中に広がっていきます。それを食止めようと、旧構造に生きる人々の攻撃は激化します。しかし、ステパノの殉教、パウロの回心などを通して、攻撃が激化するほど福音は世界中に拡散していくという皮肉な結果となりました。重要なことは、神の御手ではなく、人の手によるものは全て滅びるということ。そして新しい動きの背後にある神の御手を感じ取ることです。新しい創造が神のいのちの路線に乗っているのなら、どのように激しい抵抗があったとしても、その抵抗でさえ新しい創造の拡大に利用されます。


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1 破壊と再生のサイクルが必要な理由

1.1人間によって作られた組織⇒硬直化、私物化、特権階級⇒機能不全
古い皮袋のたとえ(ルカ5:37-39)
新しいぶどう酒:醗酵に伴いかさが増す。新しい皮袋:柔軟性があり、伸びる。
古い皮袋:乾燥し、柔軟性がない。

1.2人(社会)の要求による。

1サムエル8:4-22士師から王政へ

2 創造と破壊の過程:新旧の対立。

2.1イエスとユダヤ人(律法学者、パリサイ派)の対立

2.2ステパノの死
⇒世界に福音が広がるターニングポイント
使6:1-6 給食係に選ばれる。(使6:7)
イエスの教えが急速に広まった頃、散らされる。⇒神のタイミング。
使 6:8-ステパノの殉教⇒更なる迫害で散らされる(使8:1)。
エルサレム以外に福音が広がる(使8:4)。

2.3 パウロの迫害(使徒8:1、3)

ステパノの殉教に立会い、衝撃を受ける?⇒迫害の激化、ステパノについても
言及:使22:20

ステパノ殉教の強烈な目撃、激しい迫害⇒心は暗かった⇒ダマスコでのイエ
スとの出会い。使9:33.

最も重要なことは、その背後にある神の御手

3.1すべてが新しいいのちの拡大のために用いられる。⇒しっかりした組織ができ始
めたら、その拡大のために散らされる。

3.2神の御手ではなく、人によって作られたものは必ず滅びる。

3.3動きの背後にある神の御手を感じ取ること。新しい創造が神のいのちの路線に乗
っているのなら、どのように激しい抵抗があったとしても、その抵抗でさえ新しい創造
の拡大に利用される。