Kingdom Fellowship Church


Message Outlines

2010.06.20

霊とまことによる礼拝

アダムとイブは善悪の木を選択し、自我に目覚めてエデンの園から追放されますが、次のカインとアベル世代で、礼拝についての重大な事件が起きます。カインは地の作物を、アベルは羊の初子で最良のもの捧げました。主はカインの捧げものを無視し、アベルの捧げものを受け入れられます。カインが行ったことは形式的な礼拝で、アベルはまことの礼拝を行いました。嫉妬に駆られたカインはアベルを殺し、神に背を向け、エデンの東に去っていきます。そしてカインの末裔達は文明の中心となっていき、礼拝は儀式化し、行う場所道具、音楽には芸術として価値あるものも出てきます。一方、アベルの後を継いだセツの子孫たちは主と共に歩みます。カインとアベルの出来事は、主との交わりに対して今も葛藤する私たちの姿を現しています。すなわち、自分に頼った肉による礼拝なのか、十字架を経てイエスに頼った礼拝なのか。この時から数千年経ち、イエスキリストが現れます。サマリヤの女は、サマリヤの礼拝とユダヤの礼拝のどちらが正しいのかとイエスに尋ねます。イエスはどちらでもない、霊とまことによる礼拝をおこなうときが来たと宣言されます。これはまさに現代の宗教の姿です。サマリヤの女の質問は「OO教会の礼拝とXX派の礼拝はどちらが正しいのか?」という、日ごろ抱いていた宗教に関する質問でした。イエスの示された通り、どちらの礼拝も主は受け入れられません。自分中心の礼拝は、偶像礼拝なのです。霊とまことの礼拝は、イエス・キリストを礼服として着たキリスト者が、傷の全くない子羊であるイエスキリストを捧げるという、すべてをイエスキリストにおいた礼拝です。


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1.霊とまことによる礼拝
その1:カインとアベルの礼拝創世記4章
カインとアベルの出来事:宗教と信仰による礼拝の分かれ道。捧げ物は十字架のキリ
スト

2.霊とまことによる礼拝その2:サマリヤの女
背景バビロン捕囚から帰還したユダヤ人たちによるエルサレム神殿の再建の際、
サマリヤ人たちは協力を申し出るが、ユダヤ人は拒否。エズラ4:1-5
そのためサマリア人はゲリジム山に自分たちの神殿を建設。ユダヤのハスモン家がサ
マリアを攻めてゲリジム山の神殿を破壊するが、サマリア人たちはその後も神殿跡地
で過越祭を守り、ゲリジム山での礼拝を継続。
サマリヤの女の質問宗教や宗派の違いに対する質問。
イエスの答え主が受け入れられるのは、霊とまことによる礼拝。

3.まとめ
肉による礼拝は偶像礼拝。
コロサイ3:5だから、地上の肢体、すなわち、不品行、汚れ、情欲、悪欲、ま
た貪欲を殺してしまいなさい。

霊とまことによる礼拝。
礼拝でささげるささげ物は、傷の全くない子羊であるイエスキリスト。それを捧
げる者は、自分ではなく礼服を着たイエスキリスト。⇒全てをイエスキリスト
に置く事。

主イエスキリストに全てを任せる感覚を、実際の歩みの中で訓練する必要。
地上の生活に親しんだ私たちは急には変われない。出23:29-30