Kingdom Fellowship Church


Message Outlines

2011.01.09

給食の奇跡

イエスは公に活動を開始された3年半の間に4回過越しの祭りを過ごされました。そのう
ち三度はエルサレム(十字架上も含み)に行かれたのですが、一度だけガリラヤ湖周辺で過ごされています。その祭りの重要な時期に行われたのが5000人、4000人への給食の奇跡でした。イエスは5000人のユダヤ人達に羊飼いがいないことを憐れまれ、教えて導かれ、パンを与え、なお余ったパンを12のかごいっぱいに残されました。しかし、イエスが霊的な、永遠のいのちを与えるパンの説明をし、十字架に触れる話をすると、12人の弟子たちを除いてユダヤ人達は離れて行きました。過越しの祭りをはさんで、イエスの救いの対象は異邦人へと移ります。ツロ・フェニキアの女が願ったパンくずはその象徴とも言えるでしょう。ツロ・フェニキアからデカポリスに移り、三日間4000人の異邦人達と過ごされたイエスは、彼らが食べ物を持っていないことを憐れに思いパンを与えられ、なお余ったパンを7つのかごいっぱいに残しました。この給食の奇跡は、一年後に起こる新約の契約・十字架・復活を前もって知らせることになりました。今年は周りでいろいろなことが起こる一年となるでしょう。このような時代だからこそ、私たちは給食の奇跡から改めて血の契約を再確認し、この7つのかごであるエクレシアに残されたパンを囲み、イエスとの交わりの食事を楽しむべきです。しかし同時にパリサイ人やヘロデのパン種もその中に混ざっています。誤ってパリサイ人やヘロデのパン種(朽ちる食べ物)に毒されないように細心の注意を払いましょう。           


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 1. 過越しの過ごし方
初年:宮清め(エルサレム、ヨハネ
2:13-16)、2年目:安息日におけるベテスダでのいやし(エルサレム、ヨハネ5章)、3年目:給食の奇跡(ガリラヤ周辺)、最終年:十字架(エルサレム)

2.食物の奇跡について
2-1何かを「悟らせる」ことが目的。

イ)マルコ8:14-21 全部で七つの完璧な叱責。
ロ)他の奇跡との違い:相手の信仰を確認しない。人々の反応や弟子たちの反応の記述があまりない。

2-2ユダヤ人への給食:ガリラヤ湖周辺マルコ6:33-44
律法は与えられたが、導かれていないユダヤ人達5000人(男子のみで)が対象
十二のかご:小型の籠(2食分の量)、コフィノス(kophinos)、ユダヤ人のかご。十二弟子に残パンが託され、十二部族が救われる。

2-3ユダヤ人達への「いのちのパン」の教え ヨハネ6:22-71:翌日
新約の契約について説明。永遠のいのちを得るためのいのちのパンと契約の血、そして十字架と復活。

⇒実際にちょうど
1年後に起こること!!マルコ14:22-25
最後の晩餐、旧約の契約出24章
⇒多くのユダヤ人が離れて行った!!

2-4異邦人への給食:デカポリスの地方(マルコ7:31)マルコ8:1-9
三日間イエスと共にいて空腹な異邦人4000人(男子のみで)が対象
七つのかご:スブリス(spuri)、異邦人が使う大きい籠

七つの教会(エクレシア)に残パンが託され、異邦人達が救われる。

3.結論
マルコ8:22-25 盲人の目を2段階で癒す。給食の奇跡は癒しの第一段階。
1年後の新約の契約と十字架・復活が弟子達の心の目を完全に開く。⇒癒しの第二段階。
私たちにとって、十字架を知り、契約に入った現在が癒しの第一段階。イエスの再臨で癒しの第二段階が行われ、目が完全に開かれる。

パリサイ人のパン種:宗教、ヘロデのパン種:この世の支配

詩篇132:14「これはとこしえに、わたしの安息の場所、ここにわたしは住もう。わたしがそれを望んだから。
132:15わたしは豊かにシオンの食物を祝福し、その貧しい者をパンで満ち足らせよう。
132:16その祭司らに救いを着せよう。その聖徒らは大いに喜び歌おう。
132:17そこにわたしはダビデのために、一つの角を生えさせよう。わたしは、わたしに油そそがれた者のために、一つのともしびを備えている。
132:18わたしは彼の敵に恥を着せる。しかし、彼の上には、彼の冠が光り輝くであろう。」