Kingdom Fellowship Church



Message Outlines

2012.02.26

時代を聖書で見る(23)

主の来られるのはノアの時代のようです。人々は食い飲みし、めとりとつぎしていました。普通の人間生活の場面です。このような時にはまさか終りの日が来るとは思いません。このような状態をノーマルシー・バイアスといいます。また人は多数派に迎合します。これを多数同調性の法則と言います。今のニッポンキリスト教もニッポン社会も同じです。このふたつは合わせ鏡です。真理を語り、終末に備える教会があまりにも少ないのです。人々はこのままの状態がずーっと続くと思っています。その意味で3.11は警告でした。真理は常に少数者によって保たれます。大衆の行く方向とあえて逆の方向を行くべき時なのです。神は必ず何かをなされる時にはご自身の民に語りかけられます。ノアの時代もそうでした。すでに創世記5章の名前群には福音が刻印されています。メトシェラが鍵になりますが、終末も同じでしょう。そして箱舟に乗り込んだのは復活の数字である8名のみでした。ここでも死と復活の法則が鍵となります。深淵が開かれて裁きが執行される中において、新創造を生きる者のみが終末をくぐり抜けることができるでしょう。そしてノアのように祭壇を立てるのです、これは来たるべき千年期を象徴します。カラスと鳩の違いも重要です。私たちはオリーブの枝を持ち来る鳩になるべきです。鳩はもちろん聖霊を意味しますが、いずれ飛び去ってしまいます。今、この時に、主の御霊に触れられて、いのちに与ろうではありませんか!


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=終末とノアの時代= 

@カイン(「得た」の意味)とアベル(「気息」・「空虚」の意味):エバの末を待ち望んだが、カインは違った→最初のものは除外される(1コリント15:46);故にアベル、虚しいと感じた

Aカインとアベルの相克=現代の霊的様相:諸悪の根源は嫉妬→神に拒絶された者と受け入れられた者の葛藤、i.e.イスラエル、エクレシアへの攻撃

Bアベルの死の後、セツ系に移る→ノア(希望)の誕生:創世記5章の名は福音を告げる
 ・裁きの予告:メトシェラ=meth(死)+shalach(もたらす)が187歳でレメク、
  レメク182歳でノア、ノア600歳で洪水
 187+182+600=969(メトシェラの寿命!)
 ・名前の意味と神の御旨
アダム    人
セト     約束の、授けられた
エノシュ   致命的な、もろい、悲惨
ケナン    悲しみ、哀歌、悲歌
マハラルエル 神は祝福された、あがめられた
イエレド   降りてくる
エノク    教える、はじまり
メトシェラ  彼が死ぬとき何かが起きる
レメク    嘆き悲しみ、絶望
ノア     新しい希望

解釈:人は約束された致命的な悲しみを、祝福の神は降りてきて教える、彼が死ぬ時、嘆きが新しい希望となることを!

C船に乗り込んだ者:8名(復活の数字)→水による裁きは終末の艱難期の象徴=復活した者のみが与れる;そのしるしは安息(ヘブル3,4章)

D終末の光景との共通点(マタイ24章):深淵が開かれる(創世記7:10)、底知れぬ穴が開く(黙示録9:1)→裁きの執行

Eカラスと鳩の違い(創世記8章):鳩は聖霊→オリーブの枝を持ってきた後、いずれ飛び立ってしまう=恵み(人による)の福音の終わり、永遠(天使による)の福音(cf.黙示録14:6)

F洪水の後:祭壇の設定=千年期の姿:真の礼拝