Kingdom Fellowship Church
Message Outlines
2012.11.25
霊的真空を埋める
前回は城壁について語りました。今回は城壁の内側の修復についてです。私たちは霊・魂(思い・感情・意志)、そして身体からなります。救われる以前は霊が死んでいたので、神との交わりはなく、魂と体だけで生きていました。これが肉です。その時代において私たちは様々な傷を受けています。身体の傷はすぐにわかりますが、心の傷はしばしば抑圧や解離という心の防衛メカニズムによって隠蔽されています。そこにある種の霊が関わり、私の言うところの霊・感情観念複合体が要塞として構築されています。それは個人の中にも、エクレシアの集合体の中にもあります。そのシコリはその領域に関して神の介入を排してしまいます。神の恵みや憐れみ、さらには神の愛そのものを拒絶している領域なのです。そこはいわば空白地帯であり、霊的真空とも言え、そこに種々の霊は関わろうとして私たちに絶えず圧迫を加えてきます。その領域を明らかにできるのは御霊のみであって、最も深刻な問題は神御自身に対する怒り・憎悪です。無意識的にそれが神とその愛を排除しているのです。その自分の心の真実に直面することは痛みを覚える作業です。私たち一人ひとりが組み合わされて、神の住まいとされるためには、その領域を明け渡し、そこに神の憐れみを受け、いのちを光で証明され、癒される必要があります。個人レベルでも集団レベルでもその積み残してきた重荷を御霊によって明らかにしていただき、イエスの血を適用しつつ十字架の前で降ろすことが必要です。重荷を負ったままではいずれこの道を歩むことができなくなります。主がすべてを負ってくださっているのです。
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