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第2回 真理:信じること=真理の適用
1. 人間の構成とエルサレム
@ 霊−神殿(神殿自体も三部分からなる)
A 魂−城壁
B 体−国土
私たちの魂は言葉と感情がもつれた様でできている(感情観念複合体=コンプレックス)。
人の営みのパタン:
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偽りを聞く→信じる→行動→不安・緊張・抑鬱・精神身体症状
・
真理を聞く→信じる→行動→平安・安息・解放・症状の消失
2.
ユダヤ人の歴史−神からの分離の結果−
B.C.586:バビロンによる捕囚
B.C.538:第一次帰還
B.C.516:神殿の完成(ゼルバベル)
B.C.457:第二次帰還
B.C.444:ネヘミヤ、エルサレムへ
3.
ネヘミヤ(=神の慰め)の働き:御霊による魂の再建
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ネヘミヤの嘆きと祈り(1章):神への真実の告白と嘆願
A 王への嘆願(2章):許可と権威の委譲
B
働き(2章以降):3日の滞在の後、状況の視察ツアー
(i)谷の門:ヒノムの谷=罪のなされる所→過去の事実は終わっていること
・ すべては終わった(ヨハネ19:30)
・ すべてが新しくなった(2コリ5:17)
・ 真理は自由を与える(ヨハネ8:32)
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子はあなたがたを自由にする(ヨハネ8:36)
・ 御霊はあらゆる真理に導く(ヨハネ16:13)
(A)竜(蛇)の池:サタンのしわざ(ヨハネ10:10)→サタンに対する勝利
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彼(キリスト)は蛇の頭を砕く(創世記3:15)
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彼は青銅の蛇として挙げられる(ヨハネ3:14)→いのちを提供
・ いのちの水を飲む(ヨハネ4:14)
(B)糞の門:汚れの排出(1ヨハネ1:5〜10)
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光→告白(=同じことを語る)→血による清め→良心の呵責の対処→いのち→光 (
以下繰り返し)
(C)泉の門:水=御言葉に与る(エペソ5:26)
(v)王の池(シロアムの池):いのちの水の尽きない供給(ヨハネ4:14、7:38)
C
城壁の再建→御霊の癒しと建て上げの働き
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御霊はイエスの言葉とわざ、またイエスのパースンを証する(ヨハネ14:17〜20、26、16:14−16)
・ 御霊がいのちを与える(ヨハネ6:63)
・ 御霊はいつも内住される(ヨハネ14:16)
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御霊はあらゆることを教え、導く(ヨハネ14:26、16:13、1ヨハネ2:27)
・ 御霊は油塗られる(1ヨハネ2:27)
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御霊は罪と肉の法則から解放する(ロマ8:2)
・ 御霊は律法をまっとうする(ロマ8:4)
・ 御霊は死ぬべき体も生かす(ロマ8:11)
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御霊は子であることを証する(ロマ8:15−16)
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御霊はとりなしの祈りをする(ロマ8:26,27)
・ 御霊は勝利をもたらす(ロマ8:37)
4. 妨げる要因
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敵:トビヤとサンバラト→中傷、脅し(ネヘミヤ4:1、6:1)
A
肉:不信仰と不従順→罪とその結果の刈り取り(ネヘミヤ9章)
B
この世:異邦の女→キリストから引き離す(ネヘミヤ13:25)
5. 信仰による祈りの実行
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敵に立ち向かう(ヤコブ4:7、黙示録12:10,11)
A 偽りを捨てる(コロサイ2章)
B 他人を赦す(マタイ6:14-15)
C
プライドと反抗を捨てる(ヤコブ4:6、1ペテロ5:6−7)
D
サタンの要塞と呪いを断ち切る(2コリ10:4−5、ヨハネ1:16)
6. まとめ
1)重要点は何を聞いて、信じて、従うかである。感情経験や事実などはその結果である。
2)御霊による再建の働きに信仰と従順をもって応じることと。
3)それを妨げる要因を聖書にしたがって処理すること。
4)体と魂の自己治癒機制と御霊の働きの相乗効果によって、精神は徐々に癒され、体も御霊のいのちによって充満され、
全人格的に真理のうちに建て上げられていく。
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