Dr.Lukeの

ダイレクト・カウンセリング・セミナー


各論(III)






2000年9月27日



本セミナーの目的

ネヘミヤ記に啓示された聖霊による真の自分の回復
自分が自分としっくりすること







第3回 戦い:立つこと=自由の死守


1. 人間の位置

 @ 体⇔物理的次元

 A 魂⇔心理的次元

 B 霊⇔霊的 次元

→神との交わりへ回復された一方、サタンと悪霊のアクセスもある。


2. 戦いの対象

@ サタン:この世を用いて、私たちの肉を刺激する(エペソ6:11)

A 肉:古い自己の生き方のパタン(エペソ2:3)

B この世:サタンの統治下にあるシステム(1ヨハネ5:19)


3. サタン

@ その現在:十字架による敗北、1ヨハネ3:8、コロ2:15、ヘブル2:14−15

A 天使長ルシファー:エゼキエル28:12-17

B その反逆:イザヤ14:12-15

C その称号:

・ サタン=敵;1ぺテロ5:8

・ 悪魔=中傷する者;黙示録12:10、ゼカリア3:1


D その力:ユダ9節

・その領域:ヨブ1:6、7;1ペテロ5:8

・ その性質:ヨハネ8:44、10:10

4. サタンの方法

@ 誘惑:神から離れて下の項目の追求にさそう(肉を刺激する)

・ 肉の欲:肉体的欲求(生物的欲求)

・ 目の欲:見栄えの追求(精神的的欲求)

・ 生活の誇り:自己の尊厳の追求(社会的欲求)

→御言葉の歪曲から否定へ誘導し、行為に至る

A エバに対して:善悪を知る知識の木に目を向けさせると(創世記3:1−6)

 ・ 食べるに良く(肉の欲)

 ・ 目に良く(目の欲)

 ・ 賢くするように見え、好ましかった(生活の誇り)

 →エバはこの誘惑に屈してしまった

B イエスに対して:荒野での40日断食の後の誘惑(マタイ4:1−11)

 ・ 神の子なら石をパンにせよ(肉の欲)

 ・神の子なら飛び降りろ(目の欲)

 ・サタンを拝せよ、栄華を提供(暮らしの誇り)

 →イエスはすべて御言葉による応戦によって勝利する

 ポイント:御言葉そのものを語る

C サタンの誘導の方法

エバの場合:疑問提示(会話に引き込む)→エバが訂正(脚色)→神の意図への疑問→御言葉の否定→肉を刺激→行為→自意識・取り繕い→逃避


5. サタンのチャネル

@ 私たちの"思い":偽りの父(ヨハネ8:44)→サタンは自分の思いを投影:疑問、憎悪、理屈、コロサイ2:8

A 思い→肉を刺激→感情→意志決定→行動→結果

B 人や環境を通して:神の主権により制限されている、ヨブ1:12,2:6→万事は益となるため、ロマ8:28


6. サタンに対する勝利

@ 根拠:客観的なイエスの十字架の事実

A 私たちの責任:信仰による応答、ヤコブ4:7、1ペテロ5:9

B 戦闘の方法:エペソ6:10−18

 ・頭:救いの望みの兜

 ・胸:義の胸当て:キリストの義

 ・腰:真理の帯

 ・足:平和の福音

 ・手:信仰の大盾と御言葉の剣

C 御霊による取り扱い:思いの造り替え=マインドコントロールの解消と神の言葉の造り込み(=再条件付け)、ローマ12:2(原語)、2コリ10:5、エペソ4:22―23、コロサイ3:15,16


7. まとめ

(1)信仰の阻害となる要因は、サタン、肉、この世であり、私たちはすでにキリストの勝利を得ている。

(2)私たちの責任は信仰による真理の適用と戦いの姿勢。

(3)特に敵のアクセス・チャネルは私たちの思いであるから、思いをキリストの思いに合致させる。

(4)自分の脳裏に浮かぶ思いは、魂、肉、サタン、神をルーツとする。

(5)御霊の思いは必ずいのちと平安をもたらす。



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