* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
午前中はいつもどおりプールとサウナ。昼はチネチッタのモーパラにて牛と豚のシャブシャブの食べ放題。ここは時間内であれば、いくらでも肉が食べられるが、歳を取ると一皿で十分。多分値段設定も若者が沢山食べても、われわれの年代の利益で埋めるような形になっているのだろう。
映画は『パイレーツ・オブ・カリビアン』。3時間の大作ディズニー映画でして、映像はそれなりに楽しめたが、私はこういったファンタジー系統はダメですね。午前中のプールで体が心地よく疲労していたため、グッスリでした(映画館では実によく眠れるのだ)。
一冊目は話題の書を出版する幻冬社の『反転』。いくつもの大事件を上げてきた東京地検敏腕検事が官僚組織から脱サラして弁護士となり、ヤクザや政治家の裏の仕事を引き受け、あの許永中と共に石橋産業手形詐欺事件で実刑判決を受け、堕ちていく記録。幼少期、極貧の中から苦学して、国立大学在学中に司法試験を一発で通り、文字通り故郷に錦を飾った著者がバブルの時代にフツウの感覚を喪失して、ついに犯罪に手を染めるに至る。どうもあのコムスンの会長もそうであったが、貧困からスターダムにのし上がる人々は堕ちると深いようだ。人はそこそこに健やかに育つ必要があるのだ。
二冊目は、私の好む岸田秀氏の『靖国問題の精神分析』。社会学も歴史学も人の心が作り上げるものである以上、精神分析的なダイナミズムが働いている。私も高校時代は歴史モノは赤点スレスレだったのだが、精神分析を学んでからは実に面白くなった。これは実はキリスト教界などはまさにその典型でして、神学論争を始めとする諸々の問題は霊的なものと言うよりは、ほとんどが精神病理レベルのもの。牧師の大々的な人格テストを試みたいと前から言って来ているが、これが実現したらかなりスゴイ結果を導けるものとヒソカに期待しているのだ。しかし何でも分析してしまうため、現在の日本キリスト教ではまず嫌われ者となるわけ。あなたは高価で尊い、何でも許して愛しての「砂糖まぶし福音」と分析は相容れないのだ。それにしてもキリスト教徒になったとたんに、愛に満ち、品行方正な素晴らしい御仁と化す現在の教界にはかなりの不気味なものを覚えている次第。作っていませんかねぇ・・・。
コメント欄がないとどうも窮屈ですね。
『反転』は実にすごい内容で、グイグイと引き込まれる。日本の検察と警察の実態が見事な臨場感で描かれています。検察の起訴もそれなりの意図と匙加減があり、裁判もミズモノ。
今回も幼児殺人で自白の信用性をめぐり、地裁の無罪が高裁で懲役17年にひっくり返った。証拠の採用はすべて裁判官の心証によるわけだから、どんな感性を持った人物に当たるかで、天国と地獄。法治国家とはあくまでも社会工学的テクニックのひとつに過ぎないことが分かる。
私の裁判でも裁判官をプロファイルして、丁重なお手紙をしたためたことは前にも書いたが、相手の急所を突くと訴訟指揮が右から左に変わってしまうわけ。これが世の中です。
いやぁ怖いです。
生まれて初めての交通事故(違反?)。
先週末運転中の出来事、渋滞の対向車線から
自転車の飛び出し。
急ブレーキを踏むも間に合わず接触、
乗っていた主婦は幸い打撲の軽症。
小生の車には凹み傷。
主婦の第一声は、すみません。
過失を認めたかに見えたが、さにあらず!
翌日、お見舞いと謝罪に行ったらもう被害者に大変心。
人身に切り替えるかもぉ。
もしかしてあなた当たり屋さん?
とうとう当たり屋が出るご時世になったのか。
皆様、運転には十分にご注意を!
車の運転には注意しましょう。
できるのならば、運転などしたくない。