* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
彼はすでにシナリオを書いていました。彼にとっては法案が否決される・されないは問題ではなく(もちろん可決がいいに決まっていますが)、要するに旧い体質の一掃を計っているだけ。粛清ですね。しかも彼自身が与党と野党の両サイドの役を自作自演していますから、民主党なども何を主張していいか、ただ翻弄されています。
で、結局小泉氏の改革(粛清)が成功したとして、問題は我々がどのようなメリットに与るかですが、これは前に書いたとおり、弱肉強食の二分化社会になります。上位と下位がきれいに分かれます。学歴も経済も生活ぶりも・・・。
そしてそのように層別化された社会では、子供たちもその層の中でしか生きられないパタンとなります。北朝鮮の「出身成分」と事実上は同じです。すでにアメリカでは国富の80%を人口の1割で独占しています。そして低所得層では高学歴を得ることは困難になっています。下層階級から抜けることは容易なことではないのです。
果たして日本人がニッポン人化して、そのような社会に耐え得るかどうか、肉食のアングロサクソンの価値観に中毒を起こすのではないかと、私などは懸念するが。
所得格差については→http://www.hi-ho.ne.jp/marken/2004.07.htm