* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
苦難を誉れとするのは、神を愛する者にはつらいことではない。そのようなほまれを覚えることは、主の十字架をほまれとすることである。
世間の人が与え、また受けるところのほまれは短い、一時のものである。この世の栄光にはいつも悲しみが伴う。よい人のほまれは、彼の良心の中にあって、世間の口にあるのではない。
正義の人の喜びは神について、また神においてある、また彼らの喜びは、真理についてである。真実で永遠な栄光を願い求めるものは、この世の誉れを気にかけない。
またこの世の栄光を求め、これを心底から蔑んでいないものは、確かに天のほまれを愛することのより少ないものである。世の賞賛も、非難をも、気にかけない人は、大いなる心の平安をもつものである。−トマス・ア・ケンピス(岩波版)