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ホモ・ルーデンス

人は遊ぶ動物です。わたしの日記に映画の話やテレビの話がたびたび出るので、よく時間がよくありますね、と感想をいただいた。そうなんですね、わたしは抜く時は目一杯抜いています。集中する時は短時間でかなり仕事をこなしますし、つねに頭には何かしら複数の課題を抱えています。で、アウトプットする時はダダダダーと出るわけです。それ以外はなるべく遊んでいたいのですね。

東大に入って驚いたのは、いわゆる超進学校の連中は実によく遊んでいること。わたしの友人で東大の物理で理学博士号を取ったヤツは、高3の時はほとんど毎日雀荘に入り浸りだったそうだ。マスコミで活躍している人たちもきわめてよく遊んでいる。夏休みは2ヶ月も取って海外でまったくフリーな時間を過ごす。わたしの知っているドイツの牧師も夏休みは1ヶ月もスイスでフルに遊ぶ。

伝道、奉仕、十一献金、デボーションに弟子訓練など、「悔い改めよ、悔い改めよ!」で目を吊り上げているニッポンキリスト教徒を見てたら、誰もクリスチャンになりたくなくなってしまう。前にも書いたが裸一貫、タクワンに味噌汁で開拓伝道を初めて、艱難辛苦の40年・・・と言った牧師先生の証は聞いているだけでめげてしまう。

遊びには建設的な要素があります。仕事のできる人は、実はよく遊んでいる人。アンテナを張って、好奇心を絶えず敏感にし、外へ向けて働きかけること。これが心の健康を増進します。教界の中で内へ内へと閉じ篭って、テレビも映画もダメ、温泉もダメ、ディズニーランドも悪霊につかれるから、と言った現在の教界の様は多分に不健康なニオイを感じてしまうのですが。

わが家には家族で遊んだ(一時は年間100万も遊びに使いました)記録が、アルバムやビデオの山となっています。みなさまはいかがでしょうか。目一杯遊んでいますか?人類はホモ・ルーデンス(遊ぶ種族)なのです!

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やっと今日で今年の仕事納め。今年1年の恵みのゆえに主に感謝いたします。