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宅間氏の死刑執行に思う

彼については私も記事を書いている:
http://www.kingdomfellowship.com/Ministry/Articles/Osakajiken.html

死刑を思うとき、虚しさを禁じ得ない。私は死刑廃止論者ではないが、死刑は虚しい。犯罪の抑止効果がどうのこうのという議論もあろうが、被害者の心の救済に果たしてなるのかどうか。

むしろ彼らは憎しみの対象を喪失することにより、ますます虚無感を深めることになるであろう。愛する対象を失った喪失感と、憎しみの対象を失った喪失感の二重の喪失感である。喪失感と言う虚無。この心の空洞を埋める作業が延々と続く。気が遠くなる。

生きることの不条理―主イエスをうちに招き入れることしか解決はないのだが・・・