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情報聖戦@NHK

NHKではアメリカとビン・ラディンの情報戦についての特集であった。イスラム内部もいわゆる正統派とビン・ラディン系のテロリスト系の間に相克が生まれているらしいが(TIME誌)、情報戦によってビン・ラディン系の影響力が強まっている。アメリカはアラビヤ諸国にアルファットというヒモ付きの放送局を作ったが、ほとんど信頼されていない。ビン・ラディン側はネットやDVDなどを有効に使い、若者をジハードへと駆り立てている、という内容。

前に書いたがアメリカの思考行動パタンは大脳の第三層によるもの。しかるにビン・ラディン側は第二層に訴える。どちらが優位かは自明である。この辺がアメリカの愚かさである。自分たちの方法が彼らにも通じると思い込む点。確かに日本では原爆を用いて去勢に成功したが、イスラムと言う最強のカルトにはまず通じまい。

現代は情報戦。どこに真実があるか分からない。しかしはっきり言えることは、人の血が流れ、人の肉が飛び散っていること。これだけは否定しようもない事実である。

その一方でニッポンキリスト教のクリスチャンたちは、のどかな神学論争によって互いに異端のレッテルを張り合って、個人預言を受けて、按手を受けて、恵まれる説教を聴いて、自分は神のVIPであると喜んで、聖霊の原爆が落ちることを待ち望んで、カウンセリングにサイコセラピー、アダルトチルドレンを演じて、インナーチャイルドの癒しを受けて、ビジネスマンとして成功する方法や人間関係を改善する方法を学んで・・・やれやれ。どこかおかしいと思いませんか?