* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
日記を朝書くのも変ですが(もっとも私はすでに自分の墓を用意していますが^^)、今晩から山崎豊子の「白い巨塔」が始まる。77年に田宮二郎主演による同ドラマに吸い込まれた私としては、唐沢寿明では田宮二郎を超えることはできないだろうと思いつつも、少しは期待している。
山崎豊子は中国残留孤児を描いた「大地の子」や、日航機墜落事件を物語にした「沈まぬ太陽」でもそうであったが、徹底した取材と客観的にして理論的な文章で、真実を記述する。その筆遣いはある種の解剖学者による病理解剖のような印象がある。
大学病院の裏を暴くドラマであるが、財前教授の野心に脂ぎった様は唐沢寿明(淡白・平板すぎる)ではちょっと演じ切れないであろう。この野心に反して、母親を思う単純な子供っぽい部分に彼が単なる悪役ではなく、こちらも感情移入してしまうわけだが、昨今の内視鏡手術の実態から見て、医学部の古い体質はまだまだ健在である。
一方で私はニッポンキリスト教の有様は、大学医学部の医局のそれととてもよく似ている印象を持っている。・・・っと、時間です。
続きはまた後ほど・・・