* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
が出た模様。娘が買ってきたようです。いやあ、この漫画は実に見事にマインドコントールされたカルト集団のあり方を描いております。ニッポンキリスト教ベッタリのクリスチャンよりも、世の人の方がはるかに正常であると私は感じております。
今のニッポンキリスト教も、このような雰囲気に段々となりつつある予感がしております。とにかく「リバイバル」が水戸黄門の印籠になりまして、それに異議を唱える者、あるいは油注ぎの器などを批判し、従わない者はただちに"ケンヂ"のような反逆者となるわけです。これが西洋版になりますと『キングダムロスト』の世界になるわけです。トランスフォーメションだの、パーパスドリブンだの、どうも私は怖い。
私などもすでに"ケンヂ"的レッテルを一部では貼られているようでありますが、徴や不思議を追っかけ、人を奉り、器を崇め、ヒン様などに群がる自分で考える事を止めた規格化されたクリスチャンのあり方は実に怖いものがあります。
完結編は『二十一世紀少年』でして、しかも上巻でした。まだ楽しめそうです。
Commented by ペンギン 2007年06月02日(土)09:08完結編の連載が週刊誌で始まりましたね。単行本で読めるのはいつのことでしょう?楽しみにしています。
浦澤直樹は「モンスター」でも同様の題材を取り上げていたと思います。
「心理学的・信条的に統一された反人類的な集団」による「世界の破滅危機」は彼の比較的初期の作品「パイナップルアーミー」から顔を出しているんですよね。
『二十世紀少年』は読んだことがありませんが、Lukeさんの感覚には全く同感です。
ただ、Lukeさんが異様な雰囲気を感じておられる「ニッポンキリスト教」というのは、「日本のキリスト教界」ではなくて、「いわゆる福音派」の中の、さらに一部ですよね?
一方、社会派・リベラルを含んだ広いWCC(NCC)系の教会では、「リバイバル」などというかけ声を聞くことはありませんから、ニッポンキリスト教の雰囲気が無いわけです(もちろん、別の病気はありますが)。
何かこの辺をうまく区別できる表現はないでしょうか?
そうですね、私が見てる範囲は、例えば神社仏閣から悪霊を追い出して、それらをぶっ壊すとか、聖書掲げてその周りを「悪霊退散〜」とかって行進する人たちでしょうか?あと、現代の使徒だ、預言者だ、と騒ぐ人たち。日本にリバイバルの預言が語られたとか、まあ、そういった漫画的な人たちです。それと再建主義の富井さんとかネットで絡んでくる人もかな(笑)。あと、シャナリシャナリと格好つけている人たち?ジョナサンさんの言われるとおり、極一部だと安心するのですが・・・。