* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
『文藝春秋』今月号のウッドワードのレポによると、イラク戦について、ブッシュは秘密主義を通しつつ、「父」に相談して決めたそうだ。何を隠そう彼の言う「父」とは、パパブッシュではなく、天の父のこと。完全に神がかりです。真の天の父がイラク戦を進めますか?
かくしてここに教会と国家がひとつになることの恐ろしさの証明があるわけ。『キングダム・ロスト』の世界そのもの。キリスト教徒天皇をいただくキリスト教国家ニッポンなどができたら、私は真っ先にどこかに逃げますね。聖霊派(ばかりではないですが)あたりの牧師らが「神の名」によって、政治権力を持ち、経済を運営する社会などはそれは不気味そのものです。それは2ちゃんねる的倒錯の拡大であり、倒錯が一般化すれば、それが"正常"になるのです。まことに恐ろしい世界です。
あのパワー・フォー・リビングが日本から撤退したようです。PFLについてのBlogに次のようにありました。
<引用はじめ>
一言で言うと、福音派キリスト教の教義を政治に反映させ、信者を増やす為の活動の一環。
第三世紀という出版社が母体らしい。
ビジョンは、キリスト教共和国の設立との事。
アリゾナ国会議員ジョン・コンランとキャンパス十字軍のビル・ブライトが主導して設立。
営利団体としてアムウェイ(リチャード・デボス)とNational Liberty Insurance Corporation(アート・デモス)、
Ocean Spray Cranberries(ジョン・タルコット)等を設立し、 その利益を免税のキリスト教自由財団に寄付し、そこから活動資金を得ているらしい。
また、キリスト教自由財団は様々な団体に寄付し、リチャード・デボスが共和党国家委員会の金融議長になる。
オーランド・マジックNBAのバスケットボールチームの所有者の共同創立にもなる。
アート・デモスは National Organization on Disabilityの議長になり、Butterworth Health Corporationの委員でもある。
自作自演で宗教団体や販売団体から様々な賞を得る。
国連やナサにも入り込む。
その後アムウェイが訴えられる。。。。
etc.
<引用おわり>
「キリスト教共和国」というのが、ルークさんの恐れるところでしょうか?それと自作自演で賞を取ると言うのもやや?ですが。
昨日チアにぽんからパワー・フォー・リビングが送られてきました。全く無駄なことだと思います。
Commented by Luke 2007年04月12日(木)23:05PFLはリバ新の谷口さんが言ったとおり、B29の絨毯爆撃をして消えたようですね。後始末はどうするのか。しかもこんなものが「リバイバルの先駆けだ」とか騒いでいるおめでたい人々がいるそうです。あの駄作『親分はイエス様』で懲りたはずなのですが。今やミッション・バラバは文字通りバラバラです。いつまでニッポンキリスト教はこういった幻想を追い続けるのか。もっと地面に足をつけろよ、と言いたくもなるのですが・・・。参照:閉鎖社会の共同幻想(→http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing31.html)