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クリスチャンと世の裁判

私もかつてウイットネス・リーに関わる真実を語ろうとして、告訴の脅しを受けたことは前にも書いた。今回、山谷少佐も弁護士からの通告書を受け取られたようだ。私の直面したケースの場合は、相手方が腰砕けになり、その後5年間ほどサイトを開いていたが、Geocitiesのシステム変更と、やや意義を失うことを感じて、一時閉鎖した(リーの問題点はこちら)。

ところが2ちゃんあたりで、昨年あたりから私どものスレが立てられ、ここが晒されるようになり、ローカルチャーチかその擁護者から工作がなされるに至り、このBlogで再び真実を語る文書を提示してきている。彼らの主張は、私がリーを批判するのは、私がリーをパクッているからだとするらしいが、実に幼稚な理由付けで、もうちょっとまともな論を立てたら、と思うのだが。ローカルチャーチのメンバーはもっと知的でモラルも高いから、多分この工作は部外者と思っているが。著作権違反があれば、お得意の裁判に訴えればよろしい。

さて今回紹介するのは、ウイットネス・リーのローカルチャーチに関して、現メンバーや離脱者らにより活発な議論がなされている英語圏のBBSである。前にも紹介したが、「人は神になるか」、「リーによる神・人ハイブリッド神学」、「サタンは人の体に住むか」といった、他では決して議題にすらならないトピックが語られている。

その中でもウイットネス・リーがいかに自分にとって都合の悪い存在を裁判と言う手法で排除してきたか、その歴史が記録されているスレを紹介しておく。この中にはCLCなども含まれているが、最近ではハーベストハウスとの訴訟で彼らは負けているようだ。しかもリーは批判者どころか、自分たちのメンバーをすら訴えている。

しかしこうした歴史によって、裁判では金にものを言わすリーの手法によって負けた人々が真実を語り続けたので、私たちもリーとそのローカルチャーチを知ることができるのである。彼らは自分自身で自分自身を証している。その意味で山谷少佐の振る舞いはまことに尊いといずれ評価されるものと信じる。ここの読者諸氏にもそれぞれで判断されていただきたい。

Nee, Lee & the Church of Recovery(ニー、リー、および回復の教会)

Chronology of Lawsuits and Threats (裁判と脅しの歴史)

このようなローカルチャーチに対して、リーの偽りを捨て、裁判の脅しをやめよとする、7カ国70名以上の福音主義聖書学者・専門家が公開書簡を提示している。

ローカルチャーチ指導者への公開書簡

Commented by ゆっきー 2007年03月21日(水)22:00

山谷先生にとって、提訴されることはかなりのストレスになると思います。
それでも、相手の骨を絶つために敢えて受けようとされているのでしょう。
仮に裁判になったとしたら、クリスチャントゥデイのしていることが世に明らかになるのでしょうね。なぜ高柳氏は墓穴を掘るのでしょうか???

それにしても、山谷先生の和解案、さすがです!

Commented by Luke 2007年03月21日(水)22:28

そうですね、一手先を読んでおられたのでしょう。CTがこの和解案を蹴飛ばして、いきなり訴訟とかになれば、確かに少佐は重荷を負うことになりますが、それが広く知られることの意義は大きいと思います。とりあえず、ここをご覧の(工作員も含めた)300名以上の方々には知らしめることができますが。

Commented by ゆっきー 2007年03月21日(水)22:37

山谷先生の論の立て方はすごいですね。読みながらニヤニヤしていました。
ただ、和解のテーブル(というか、ブログが舞台となる?)にCTがつくかどうかは疑問ですね。いきなり提訴する可能性も高いのでは、と思っています。
それにしても、自分たちがしていることがどれほど多くの人に迷惑をかけているのか、わからないのでしょうかね、クリスチャントゥデイは?
そして自分で自分の首を絞めていることになぜ気づかないのか? 上司が命じるから? いずれにしても怖いですね、妄信する彼らは!

Commented by Luke 2007年03月22日(木)09:21

面白いですね、ある方がクリスチャン・トゥデイのサイトのフォーラムに、今回の通告書を送った件について書き込みをしたところ、CTは何と速攻で削除しているとのこと。彼らはおそらく少佐との件を表には出したくないし、いわんや紙面で報告するなども嫌うのでしょう。闇から闇で少佐を排除したいという意図が見えています。

普通のメディアであれば、「弊社は誰々より何がしの名誉毀損を受けたゆえに、誰々に通告書を送った」などの表明記事を自らの紙面に掲載するのが当然。彼らは通告書を送ったこと自体、広く知られることを恐れているのです。そこには何かやましさがあることは明白です。しかし引くに引けなくなっているわけです。本件は今後CTにはボディブローのように効いてくるでしょう。仮に裁判では勝ったとしても。

いかがでしょう。実に不思議な会社であり、メディアとは思いませんか?

Commented by Luke 2007年03月22日(木)10:26

上に紹介したリーによる「裁判と脅しの歴史」スレにある元ローカルチャーチメンバーによる投稿を紹介しておきましょう。これはある者が主にある真の使徒かどうかを見極める大切なポイントを指摘しています(私の訳出に不審を覚える方は自ら読んで下さい):

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今晩、このスレッドを読み終えて、私の内にきわめて明白かつ単純に、あることがもたらされました。

第一に、何年にもわたりこの地球上の多くの場所で、多くの信者がウイットネス・リーとその会社に深刻な関心を有していることを覚えて感動しました。それはあまりにも重い関心なので、彼らはそれを印刷することにより、トラブルに見舞われたのです。

次に私の思いに浮かんだのは、ウイットネス・リーは100%自分が聖書にある使徒の教えを継続していると確信していたことです。彼はこのことを私たちに何度も何度も語っていました。使徒の教えは新約聖書のユニークな教えです。そのユニークなミニストリーを彼は教えたはずなのです。「神の新約の経綸(エコノミー)!」と何度聞いたことでしょう。彼はその教えに疑問を呈する者はだれであっても(私たちを含みますが)、それは悪魔に扇動された者だと教えました。

しかし今晩、次の聖句を思うとき、強い光が与えられました:

使徒2:42-47----
彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。

すべての人に恐れが生じた。使徒たちによって多くの不思議な業としるしが行われていたのである。

信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。

そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。
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特に使徒の教えによる次の二つの結果に私は感動しました。

・使徒の教えに留まるものはすべての人から厚意を得ていた。

・使徒の教えに留まる者は自分の物を売り、必要に応じてすべての人と分かち合っていた。

この光景はウイットネス・リーの教えの結果といかに異なっていることでしょう。

もしウイットネス・リーが使徒の教えに留まっているならば、今日まったく違った結果がもたらされていたはずです。

すべての人の厚意を得る代わりに、リー版の神の新約の教えを守る者たちは、繰り返し(数十年にもわたり)、他のクリスチャンたちからの調査と批判を受けてきたのです。

必要のある人に物を売り、与える代わりに、ウイットネス・リー版の神のご計画(エコノミー)を説きまた出版した者たちは、自分の兄弟姉妹たちのポケットから、他の兄弟姉妹に対する裁判を維持するための資金を捻出させたのです。しかもこのことをすべての人の前で行ったのです。

もしたった一つの裁判があったしても(この記録をまとめたNellに感謝するが)、それ自体がすでにウイットネス・リーの"ミニストリー"が新約聖書に見出される使徒の教えではないことを証明するに十分なのです。
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いかがでしょう、この「ウイットネス・リー」の部分は「ダビデ・チョー」あるいは「クリスチャン・トゥデイ」と置き換えても十分に意味を持ちますね。

参考:
・神の託宣我にありbyウイットネス・リー(→http://www.dr-luke.org/Announce/LEE_MSG.pdf

・リー取り巻きによる教えの風(→http://www.dr-luke.org/Announce/WindOfTeachings.pdf

・中国大陸におけるキリスト・リー信奉者のトラクト(→http://www.dr-luke.org/Announce/Christ_Lee.pdf
さすがに西欧圏では関わりを否定しているようです。

・晩年のリー語録-神の究極の奥義:人が神になる―(→http://www.dr-luke.org/Announce/God-man.pdf

Commented by Luke 2007年03月22日(木)11:42

リーが争い提起した団体・個人・出版物のリストの一部です。クリスチャン・トゥデイもこの道を行こうとするのでしょうか:

"Some of the individuals and organizations that have found themselves engaged in controversy with the Local Church in the U.S. are:
・Christian Literature Crusade, Fort Washington, PA
・Dr. Walter Martin, Christian Research Institute, San Juan Capistrano, CA
・Lighthouse Christian Bookstore, Long Beach, CA
・Dr. Ronald Enroth, Sociologist, Christian author
・Christian Herald Books, Chappaqua, NY
・Thomas Nelson Publishers, Nashville, TN
・James Bjornstad, Christian author
・Southern Baptist Convention, Fort Worth, TX
・Moody Press, Moody Bible Institute, George Sweeting, President, Chicago, IL
・Eternity Magazine, Philadelphia, PA
・Media Spotlight Ministries, Santa Ana, CA
・Christian radio station WEZE, Milton, MA
・Christian radio station KJIL, Oklahoma City, OK
・Christian radio station KQCB, Oklahoma City, OK
・Christian radio station KXA, Seattle, WA
・InterVarsity Christian Fellowship, San Francisco, CA"

Books about Witness Lee and the Local Church.
Some of these books have been retracted or modified as a result of interaction with the Local Church.

Barrs, J.
(1983). Shepherds and sheep. InterVarsity Press. See pp. 28, 30, 77. [references to the Local Church removed in some editions]
Bjornstad, J.
(1979). Counterfeits at your door. Regal Books. See pp.149, 150, 160.
Duddy. N.
(1979). Die Sonder Lehre des Witness Lee und Seiner Ortsgemeinde. Switzerland: Schwengler (sic)-Verlag. [out of print]
Duddy, N. and the SCP.
(1981). The God-men. InterVarsity Press. [out of print]
Cheung, J.
(1973). The ecclesiology of Watchman Nee and Witness Lee. Christian Literature Crusade. [retracted]
Fred, M. A.
(1975). Ritual as ideology in an indigenous Chinese Christian church. Unpublished doctoral dissertation, School of Anthropology, University of CA, Berkeley.
Hefley, J.
(1977). The youthnappers. Victor Books. See pp.156-160.
Kinnear, A.
(1982). The story of Watchman Nee: Against the tide. Tyndale, fourth printing. See pp.11, 15, 144, 172, 220, 221, 224, 227, 229-233, 243, 245-247.
Kirban, S.
(1980). Satan's angels exposed. Salem Kirban Publishers. See p. 6. [references to the Local Church removed in later editions]
Larson, B.
(1982). Larson's book of cults.. Tyndale. See p. 152. [references to the Local Church removed in later editions]
Lewis, D. A.
(1985) Dark angels of light. Newleaf(sic) Press. See pp.10, 13, 69, 70.
Martin, Walter.
(1980). The new cults. Vision House. See pp. 379-408.
Melton, J.
(1978) The encyclopedia of American religions. McGrath. Vol.1. pp. 440-443.
n. a.
(1977). Important Things to Comprehend in Scripture Reading. China Gospel Theological Seminary Publishing Co. (Chinese language). A collection of seven scholarly articles. See pp.79-116.
Roberts, D.
(1980). Understanding Watchman Nee.. Haven Books. See pp. 36-42, 60, 65, 126, 128, 134, 136, 137, 149, 151, 155-157.
SCP.
(1977). The God-men. [out of print]
SCP.
(1978). The God-men. China Evangelical Seminary Press [Chinese language].
Shou-Lin, T. and Y. Chung-Cheung.
(April, 1983). Boycott completely the heresies and unorthodox teachings of Witness Lee. Nanking, China: Nanking Union Theological Seminary. [Chinese language]
Sparks, J.
(1977). The mind benders.. Thomas Nelson. See pp. 219-255. [retracted]
Swanson, A.
(n.d., forward dated 1970). Taiwan: Mainline vs. independent church growth. William Carey Library Press. See pp.188-219.
Tsung-Duag, C.
(n.d.) My uncle Watchman Nee [Chinese language]. See pp. 55-60.

Commented by ICHIRO 2007年03月22日(木)22:38

ええと、聞きしに勝るとは、このことです、、、。

Commented by kenji 2007年03月22日(木)23:07

リバ新あたりの一面トップで報じたら面白いです。
独占スクープ「CT紙、救世軍将校を告訴!」
谷口社長、その時はまとめ買いしますよ!

Commented by Luke URL2007年03月22日(木)23:24

山谷少佐のBlog、なかなかイケてますね(→http://majormak.blogspot.com/2007/03/blog-post_22.html)。山谷節に思わず噴き出してしまいました。Blogで弁護士に応答するのも前代未聞かも知れませんが、実に彼らしい。弁護士も面食らうことでしょう。さて、CTはどう出てきますか。

Commented by kenji 2007年03月22日(木)23:48

大笑いしました!
さてさて、裁判長はピラトでしょうや?