* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
最近の楽しみの一つであった、『華麗なる一族』の最終回。予想外のどんでん返しの連続であった。キムタクは最後まで違和感があったが、まあ、それに慣れてしまった部分もあるかも。北大路の感情を抑えた演技が光っていた。変形エディプス葛藤を描いたドラマとも言える。
山崎豊子作品が迫力があるのは、その精緻な取材に基づいたストーリー構成だ。『白い巨塔』、『大地の子』、『女系家族』、そして今回の(と言っても前にもドラマ化されているが)まで。今後映像化を期待したいのが、『沈まぬ太陽』である。あのJAL123便の墜落事故を題材とした小説で、『文藝春秋』に連載された。
東大法学部を出た大蔵(財務)省キャリア官僚ともなると、こういった金融再編などを思い通りに動かせるのだろう。竹中さんは民間からの大臣と言うことで相当に苦労したようだが、国家を仕切る彼らの有している権力の怖さを感じさせるドラマでもあった。再建主義の富井さんがこう言っておられる:
近代主義とは国家主義なのである。近代思想の本質とは、国家主義である。そして、国家主義から自由にならない限り、問題は何一つ解決しないのである。個人を国家の文脈でしか見るという誤謬を捨てない限り、共産主義の否定者は、自ら共産主義者になる以外にないのだ。
彼が国家を嫌うのもやや理解できる感じがする。必要的最小国家の実現はこれらの肥大化した権力を彼らから剥ぎ取ることでもあるわけで、これはそうは簡単に実現しないことも分かる。逆に言えば、今の日本のようにその権力を用いて彼らが国家を食い潰してしまうこともあるわけだ。現在、国と地方の負債およそ一千兆円。
さて明日の株式市場は・・・。
今ハワイです^^
ニューホープの礼拝に行ってきました。NFLへの道を捨てイラクに赴くと言う30歳の海兵隊員が証をされました。戦場で神を証するという方法もあるというわけです。日本では考えられないシチュエーションですが、この若者たちの犠牲が今日のアメリカの繁栄を支えていると思うと感慨深いです。
さてさて、日本の行く末は?
そうですか、すでに3200名ほどが死んでいますね、イラクでは。重いものを感じます。